「夏の終わりから秋にかけて多くなる」犬の体調不良の原因　秋の体調管理方法とは

犬のなかには、暑かった夏から秋になる頃に体調を崩すコがいるようです。ではなぜ、この時季に犬が体調を崩しやすくなるのでしょうか。

「夏の終わりから秋にかけて多くなる犬の体調不良の原因と秋の体調管理の方法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

夏の終わりから秋にかけて犬の体調不良が起こる原因

夏から秋にかけて多くなる犬の体調不良の原因と秋の体調管理方法とはいぬのきもち — いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――夏の終わりから秋は犬の体調不良が起こりやすいと聞きました。この季節の変わり目に起こる犬の体調不良の原因として、どのようことが考えられますか？

岡本先生：
「夏の終わりから秋にかけては犬が体調を崩しやすくなることがあります。
この原因として、

日々の気温差による体のストレスによるもの

エアコンをつけなくなったことで室内の温度や湿度が上昇しやすくなるから

涼しくなって急に外での運動量を増やしたから

などを挙げることができます」

夏の終わりから秋にかけて多くなる犬の体調不良の症状

――夏の終わりから秋にかけて起こる犬の体調不良では、どのような症状が多くみられやすいですか？

岡本先生：
「この時季の犬の体調不良では、嘔吐や下痢、元気がない、食欲不振などの症状がみられることが多いです」

犬の秋の体調管理で気をつけること

――秋になった頃、愛犬が体調不良を起こさないための体調管理の方法や気をつけることはありますか？

岡本先生：
「季節が変わってもまだまだ暑い日もあるかと思います。愛犬が過ごす空間の気温や湿度を適切に管理してあげることは体調管理に欠かせません。

また、夏の間はお散歩や運動の時間が短くなったなどの理由から運動量も落ちているコもいると思います。涼しくなったからといって急に無理な運動をさせないことを心がけてくださいね」

季節が秋へと変わっていくなかで愛犬が体調を崩さないように、暑さ対策や運動量の管理などをしっかり行なっていきましょう。参考にしてくださいね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください