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犬が”とろける”なで方があるの?「興奮を静める」「不安を取り除く」犬のなで方も

「なでる」ことはマッサージよりもずっと簡単ですが、少しだけ〝上手になでる〞ことを意識してみましょう。愛犬をとろけさせられることはもちろん、落ち着かせられたり、絆が深まったりと、その恩恵をさまざまに増やしていけます。今回は基本のなで方と興奮を静めるなで方、不安を取り除くなで方をドッグトレーナーの油木真砂子先生に教えていただきました。
撮影/伊東武志
撮影/伊東武志

“とろける”基本のなで方

なでられ慣れていない子犬やなでられることが苦手なコでも受け入れやすい〝万能なで〞がコチラ! ここから始めて愛犬をなでられ好きに育てましょう。
犬の顔よりやや後ろで並んで行う
犬の顔よりやや後ろで並んで行う
●姿勢 使うのは“手の甲”。犬の顔よりやや後ろで犬と並んで行う

犬に警戒心を与えないよう、無理に目を合わせず、気負わず自然な動作で犬の顔よりやや後ろに並ぶようにポジショニング。犬はフセをしていなくてもOK。座っていても立っていてもかまいません。
使う手の面となでる部位
使う手の面となでる部位
●なで方 そっと触れる程度にやさしく手の甲でなでる

手のひらよりも力が入りにくい手の甲を使って、やさしくゆっくりなでます。なでるのは利き手が基本。犬が警戒してしまわないよう、飼い主さんもリラックスしてなでて。
撮影/伊東武志
撮影/伊東武志

興奮を静めるなで方

撮影/伊東武志
撮影/伊東武志
過度な期待やうれしさ、ストレスなどから犬が興奮してしまったときに、興奮のスイッチを切り替えて落ち着かせることができます。
撮影/伊東武志
撮影/伊東武志
●姿勢 犬の胸に片手を添え利き手でなでる

後ろから犬の胸に利き手ではないほうの手をやさしく添えて動きを止めます。犬は立っていてもOK。犬をつかまえようと追いかけ回したり動きを止めようと強くつかんだりしないこと。
使う手の面となでる部位
使う手の面となでる部位
●なで方 耳のつけ根から先へとやさしく流すように

親指と人さし指で耳のつけ根をはさみ、丸めた人さし指の上を、親指を滑らせるようにしてつけ根から先へ、最後は完全に耳から手が離れるまでなでます。
耳のつけ根から先へやさしく
耳のつけ根から先へやさしく

不安を取り除くなで方

撮影/伊東武志
撮影/伊東武志
恐怖を感じているとき、怖いと感じている対象物に犬の意識は集中しがちです。そんなときは、〝自分の体の大きさを認識させる〞なで方で気持ちをほぐし、安心を与えます。
ジグザグになでられる体勢で
ジグザグになでられる体勢で
●姿勢 姿勢は基本自由。犬の胴体をジグザグと触れられる体勢で

肩甲骨のあたりから後ろ足まで、背中⇆胴体⇆おなかを、飼い主さんが移動せずにジグザグとなでていける位置につく。大型犬の場合は犬のサイドが全部に手が届きオススメです。犬の姿勢は自由。
使う手の面となでる部位
使う手の面となでる部位
●なで方 指先の触れ方に変化をつけてより犬の意識を向ける

5本の指をすぼめた状態から、背中からおなかに向けて徐々に指を開きながらなでていきます。おなか付近までなでたら、そのまま今度は、指をすぼめながら背中までなで上げます。これを繰り返します。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
いかがでしたか? ただ気の向くままになでるのではなく、愛犬の状態によってなで方を変えることで、さらに良好な関係を築くことができそうですね!
お話を伺った先生/ドッグトレーナー、テリントンT タッチ®認定プラクティショナーP2 油木真砂子先生
参考/「いぬのきもち」2023年10月号『愛犬がとろけるなで方』
写真/伊東武志
文/川本央子
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