犬と暮らす
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嫌がらない&疲れにくい! シニア犬のお手入れの極意
シニア犬にやさしい歯みがき
【頻度の目安=毎日】
※歯みがきが苦手な犬は、最低でも3日に1回はケアしましょう。
体がかたくなり、あおむけの体勢を嫌がるように……
関節がかたくなっていたり、体に痛みが出ているおそれがあるので、嫌がるならあおむけにさせないほうがいいでしょう。汚れやすい部分に歯ブラシが当たっていればフセやオスワリなどの体勢でみがいても問題ありません。愛犬が嫌がらない体勢を見つけましょう。
頑固になったためか口に歯ブラシを入れると怒るように
怒るようになるのは、歯周病などで歯肉に強い痛みが出ていたり、歯がぐらついて違和感があるかも。無理に続けるとトラウマになり、歯みがきを一切させてくれなくなることもあります。見た目がきれいでも歯周病のリスクはあるので、まずは獣医師に診てもらいましょう。
口内に問題がなければ、みがく力や歯ブラシの刺激が強い可能性があるので、力を弱めつつ、毛がやわらかいものに変えてみて。それでも嫌がるなら、歯みがきシートや指サックタイプの歯みがきなど、別の道具に変えると、スムーズにできることが多いです。道具も嫌がるならスプレーやジェルを塗布するケアでもよいので、継続しましょう。
シニア犬にやさしい爪切り
【頻度の目安=月に1回】
※シニア犬で散歩に行けず伸びやすいなどの事情がある場合は、頻度を上げてもOK。
性格が変わったのか爪を切ることを嫌がる
爪切りのパチンという衝撃が嫌な犬もいるので、ペット用の電動やすりを使ってみて。爪のとがっている部分を少し削るだけでOK。当てるだけなので、切りすぎて出血する心配が少なくなります。
「足先を急につかまれることに不快感を覚えるシニア犬は多いです」と二村先生。まずは嫌がりにくい胴体側に触れ、足のつけ根、足先へと流れるように何度か触れて、愛犬がリラックスしたら足先全体をやさしくゆっくり持ち上げて爪切りを始めて。
あやす役の飼い主さんが立った状態で愛犬を抱っこし、愛犬の名前を呼んだり、ほめたりして愛犬をあやします。もう一人の飼い主さんがその間に爪を切ると、愛犬の爪切りに対する不快感が軽減され、スムーズに。
参考/「いぬのきもち」2023年10月号『シニア犬にやさしいお手入れ』
写真/尾﨑たまき
文/いぬのきもち編集室
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