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スキンシップと一緒に!愛犬の顔まわりの健康をセルフチェック!

獣医師は、ふだん診療の触診で犬の体に触れることで、異常がないか確認をしています。そんな獣医師の触診にならい、お家で愛犬の健康をセルフチェックしてみませんか?今回は顔まわりのセルフチェックの方法を獣医師の南直秀先生に解説していただきました。

目のセルフチェック

中型犬の茶豆ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
目の表面に傷がないか、白目に充血が見られないか、左右差がないかをしっかりとチェックします。
また、上下のまぶたの裏に腫れや異常がないかも確認しましょう。
涙や目やにの量が多い場合、目のまわりの皮膚にも異常が見られることがあるので要注意です。

セルフチェックのやり方

1.上まぶたを親指でやさしく上方向に持ち上げ、上まぶたの裏と白目、黒目の異変をチェックしましょう。
2.下まぶたを下方向へ少し押し下げ、下まぶたの裏と分泌物をチェックします。

耳のセルフチェック

小型犬のララちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
耳の中に汚れやできものがないか、ニオイに異常はないか、左右差はないかを確認します。
垂れ耳の犬は、奥まで見えづらく、異物や耳アカを見逃しやすいので、明るい場所で耳をめくり、左右の耳をしっかりとチェックしましょう。

セルフチェックのやり方

1.垂れ耳は軽く持ち上げ、人差し指で耳の毛をかき分けながら耳の中の色や汚れをチェックします。
2.耳のニオイをかいで、変なニオイがしないかも確認しましょう。

鼻のセルフチェック

柴のすずちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
鼻はほかの部位に比べるとチェックしやすいですが、細かな変化を見逃しやすい場所でもあります。
色の変化や湿り気、左右差のほか、分泌物の量も忘れずにチェックしましょう。
ティッシュやコットンで鼻まわりを拭くと、分泌物をしっかりとチェックできますよ。

セルフチェックのやり方

1.愛犬のあご下に飼い主さんの片手を添え、鼻の高さを飼い主さんの目線に揃えたら、指先で鼻まわりを触ります。
2.もう片方の手で頭をやさしくなでながら、鼻の穴まわりを見て、分泌物がないかチェックしましょう。(わかりづらい場合は、ティッシュなどで鼻まわりを軽く拭き、付着物がないかチェックしてもいいでしょう)

口のセルフチェック

ポメラニアンのCOCOちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
歯の汚れや異臭、歯茎や歯並び、左右差、舌の色や動きなどを確認します。
セルフチェック以外にも、ゴハンやおやつの食べ方に異変がないかチェックしてみましょう。

セルフチェックのやり方

口が開けられる犬の場合
1.上あごの犬歯と犬歯の後ろに親指と人差し指または中指を添えて、あごを上にあげ、上あごを持ち上げます。
2.反対側の手の親指と人差し指で下あごを下にやさしく開き、歯全体をチェックしましょう。

口が開けられない犬の場合
1.上唇の手前部分を親指でやさしく持ち上げ、上の歯の手前側をチェックします。
2.親指で、上唇の奥部分をやさしく後ろに引っ張り上げ、上の歯の奥側をチェックしましょう。
3.下唇を少し下に押し下げ、下の歯をチェックしてください。
愛犬の顔まわりを触り、異常や変化がないかを確認する「セルフチェック」は、毎日続けることが大切です。愛犬の小さな異変には獣医師よりも飼い主さんが敏感に気づけるはず。気になる点は獣医師に相談しましょう。
お話を伺った先生/南直秀先生(東京動物医療センター副院長)
参考/「いぬのきもち」2023年11月号『愛犬の健康長寿は心と体の幸せがキメテ!PART2 愛犬の体を幸せにする♡ 獣医師直伝! おうちでセルフ健康チェック』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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