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もしものときにちゃんと向き合うために、知っておきたい「犬のがん」

がんは、人と同じでどの犬もかかりうる病気です。もしかかったときに動揺してしまうのは飼い主として当たり前のこと。でも、その動揺や不安は備えることで軽くできるのではないでしょうか。万一に備えて知っておきたいことを、獣医師の原 修一先生監修のもとでまとめました。もしものときに力になりますように。
Ilja Enger-Tsizikov /gettyimages
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犬がかかる疾患の約6%ががん!?

『アニコム「家庭どうぶつ白書2023』によると、犬の疾患の請求割合で、腫瘍は6.4%(参考値)。最多の皮膚疾患24.9%に比べると少なく感じられますが、命にかかわることも多いがんだけに、軽視はできません。

かかりやすい犬種がある

レトリーバー種やシェットランド・シープドッグ、パグ、シー・ズーなどがかかりやすい犬種といわれています。愛犬ががんにかかりやすいとされる犬種かどうか知っておくと、早期の発見・治療に役立ちます。
9parusnikov/gettyimages
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獣医療の進歩で、できることは増えている

昔に比べてCT検査も広く一般的になっているなど、獣医療が進歩し、より的確な診断や治療が可能になっています。また、手術と抗がん剤などの化学療法以外にも、放射線治療や免疫療法も一部存在し、できることは増えています。

保険加入が費用面の助けに

高額となることも多いがんの治療費。もしもに備えてペット保険に加入しておくと、負担の軽減になることも。悪性腫瘍はペット保険に加入できない疾患とされることも。愛犬が若く元気なうちから加入することをおすすめします。

大事なことは早期発見

完治や、穏やかに過ごせる時間をどれだけ延ばせるかという点でキモとなるのが早期発見です。エコーやレントゲン検査も含まれた定期健康診断のほか、皮膚など触れてわかるものであれば日ごろのスキンシップもカギとなります。
「犬のがん」について、万が一に備えて知っておきたいとこをご紹介しました。必要以上に怖がることなく、できる備えをしておきたいですね。
お話を伺った先生/「上野原どうぶつ病院」院長。原 修一先生
参考/「いぬのきもち」2024年4月号『愛犬のがんと向き合う』
文/川本央子
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