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【専門家が解説】共働きの飼い主さん必読! お留守番している犬のホンネとは…
「共働きだと愛犬を幸せにできない」と思っている人もいるかもしれませんが、じつはそれは勘違いかも。飼い主さんの意識やふだんの愛犬との接し方次第で、大きく変わってくるのです!
共働きの家庭で犬を飼うときに大切なこと、お留守番しているときの犬の気持ちなど、気になることを専門家に聞いてみました。
ひとりでお留守番すると、犬は寂しい?
「犬を迎えたときから共働きで、いつもある一定時間留守番をしているのであれば、特に気持ちに変化はありません。
基本的に十分な食事や水、安心して過ごせる場所があれば、犬は落ち着いて寝て過ごしています」
「必要以上に『かわいそう』とか『何か退屈を紛らわすものが必要』などと考える必要はありません。
『寂しがってかわいそう』と新しい子犬を迎える人もいるのですが、かえってそれが先住犬のストレスとなることもあります」
途中から共働きになる場合には、注意が必要かも!
「途中から共働きになる場合は、環境の変化に戸惑うかもしれません。突然、長時間の留守番をさせるのには無理がありますので、その場合は短時間の留守番から少しずつ慣れさせていくようにトレーニングが必要です。
いずれにしろ過剰な罪悪感や悲壮感を持つ必要はなく、帰ってきたときもさりげなく『ただいま』を言い、一緒にいられるときには、その喜びを伝えるように心がけましょう」
お留守番が日常化すると、犬にとって悪影響になる?
「留守番自体は悪いことではありませんし、犬にとって耐えられないような事態でもありません。
肝心なことは、留守中、犬がいかに不都合や不安、また危険を感じないような環境を整えておくかだと思います。
室内でトイレが済ませられるようなしつけ、モノを噛じったり破壊したりというイタズラができないように余計なものは片付けておくなど、ご家庭の事情を考えて対策することが大事です」
「そうですね。留守番をさせることに罪悪感を持ち、そのため余計に甘やかしたり謝ったりすると、かえって分離不安症など精神的に不安定になったり、しつけやフードなどでわがままになったりと問題が生じます。
あくまで、お留守番ができたことに対して褒めるにとどめましょう」
共働きの飼い主さんが犬を飼うときに、気をつけたいこと
「共働きでは、愛犬の不調に気がつくのが遅れがち。接することができる時間が限られますので、一緒にいるときにはなるべくスキンシップを多くとり、どこかに痛みや不調がないか、動きが変ではないか、元気があるかどうかなど気を配ってあげましょう。
また、良質のフードを与えたり、定期的に動物病院で健康診断をしてもらうのもいいかもしれません」
愛犬が幸せに暮らせるためのケアをしてあげましょう。
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/Honoka
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