1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 病気の兆候
  5. 認知症になりやすい犬の傾向とは? 犬の認知症の症状と飼い主ができること

犬と暮らす

UP DATE

認知症になりやすい犬の傾向とは? 犬の認知症の症状と飼い主ができること

犬の認知症は日本犬に多いといわれることがありますが、どの犬種でもなる可能性はあるそうです。では、愛犬が認知症になったとき、飼い主にできることはあるのでしょうか?

「認知症になりやすい犬の傾向と愛犬のためにできること」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。

犬の認知症の症状

認知症になりやすい犬の傾向とは? 犬の認知症の症状と飼い主ができること いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の認知症でよくみられる症状としては、
  • 外からの刺激に対しての反応が弱くなる

  • 昼夜逆転をしたように夜鳴きを始める

  • 決まった場所でのトイレができなくなる

  • 徘徊をするようになる

などがあります。

認知症になりやすい犬の傾向

認知症になりやすい犬の傾向とは? 犬の認知症の症状と飼い主ができること いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
では、ここからは認知症になりやすい犬の傾向についてみていきましょう。

①柴犬などの和犬

犬の認知症は、一般的に柴犬などの和犬がなりやすい傾向にあるといわれており、体感的にもよくみかける印象があります。

②シニア期を迎えた犬

犬の認知症は、10歳を超えたシニア〜ハイシニア期と呼ばれる年齢での発症が多い印象があります。

③脳への刺激が少ない犬

犬の認知症の予防として『脳に対しての刺激』は効果があると考えられており、
  • 完全室内飼育である

  • 環境内に遊べるものが少ない

  • 窓などから外をのぞきづらい

  • 一人での留守番が多い

など、脳に対しての刺激が少ない生活習慣のある犬は、認知症になりやすい傾向にあるといえるでしょう。

④小型犬

小型犬種の方が認知症を発症しやすいと考えられていますが、これはあくまで傾向で、どの犬種も認知症になる可能性はあります。

愛犬が認知症になったとき、飼い主にできること

認知症になりやすい犬の傾向とは? 犬の認知症の症状と飼い主ができること いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が認知症と診断された場合、認知症自体は完治が難しい病気ですが進行を遅らせることは目指せます。

このため、危ないからといって過度に行動を制限してしまうのではなく、愛犬ができる限りいろいろなチャレンジをさせてあげましょう。

たとえば、子犬の頃に好きだったことやモノがあって、最近離れてしまっているものがあれば改めてやってみるのもよいかもしれないですね。

犬が認知症になる原因は解明されていない

ガラス越しに日向ぼっこをしている柴犬 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が認知症になる明確な原因は分かっていないため、認知症の予防策は今のところありません。

ただ、人と同じように生活をするなかでの脳への刺激が犬の認知症を防ぐ上で重要だといわれているため、シニア犬になっても無理のない範囲でお出かけを楽しんでみるのもよいですね。

犬の認知症は昼夜逆転や夜鳴きなどがみられることもあり、こういった場合は一人で悩まずに獣医師を頼るという方法もあります。参考になさってくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る