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犬の「チャイム吠え」解決法は?愛犬のタイプ別の効果的な解決法を紹介

飼主さんたちが困っている愛犬の「吠え」シーン。長年根強く1位になるのは「チャイム吠え」です。今回は、愛犬のチャイム吠えタイプ別に対策法をご紹介します。これ以上強固な吠えグセにならないように、今すぐ対策を始めましょう。ペットドッグトレーナーの藤本聖香先生に聞きました。

王道の解決法は「チャイムの音に慣れさせる」

スマホなどで録音したチャイムの音を愛犬に繰り返し聞かせることで、「チャイムが鳴っても何も起こらない」と伝えることが有効です。小さな音量から始めて、愛犬の様子を見ながら音量を上げていきましょう。
撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博

王道がダメなら愛犬のタイプ別解決法を試そう

タイプ別に以下の方法が挙げられます。

飼い主さんを見て吠えるタイプ=「落ち着くまで後回し」作戦!

チャイムが鳴ると飼い主さんに吠えるタイプなら、飼い主さんが部屋から出ていくことが嫌で吠えている可能性が。「チャイムが鳴ってもどこにも行かない」と伝えるため、宅配便の場合は、愛犬が吠えている間は玄関へは向かわず、荷物はあとで取りに行って。吠えをおさめようとするあまり、「早く対応して終わらせなきゃ」とあせりがちですが、そんな飼い主さんのあわてた動きが愛犬の吠えをあおることも。愛犬が吠えている間はバタバタせず、ふだんどおりに振る舞ったほうが愛犬を落ち着かせやすくなります。
撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博

“吠えるべき音”と覚えてしまったタイプ=「ベッドにGOで上書き」作戦!

チャイム音が鳴ったら反射的に吠えるよう習慣づいた犬なら、新たな習慣を指示しつけで教えて上書きするのが有効です。チャイム音を鳴らすと同時に、「ベッド」の声がけでベッドに向かう練習を繰り返し、チャイムが鳴ったらベッドに行けばよいと教えましょう。「チャイムが鳴ったらベッドに行く」という新たな習慣が身につくまでは時間がかかります。初めのうちはベッドからすぐに出てしまったり、ベッド以外の場所で待っていることもあると思いますが、その場合でも愛犬が吠えていなければ必ずほめましょう。
撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博

“キライな音”と覚えてしまったタイプ=「好きな音に音変」作戦!

チャイムが鳴ると手がつけられないほど吠えるなど、チャイム音をイヤな音と覚えてしまった犬なら、時間をかけて慣れさせるより、別の音に変えるほうが近道です。変更後の音を使って先に王道解決法で練習し、慣れたあとにチャイム音を変更するのがよいでしょう。宅配便の場合、置き配のサービスが利用できることも多くなりました。チャイム音が変更できない場合は、あらかじめ置き配を利用したり、受取日時を細かく指定してまとめて受け取るなどで、チャイム音が鳴る機会自体を減らしながら上書き作戦を試してみて。
撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博
愛犬のタイプ別チャイム吠え解決法をご紹介しました。まずは王道の解決法をトレーニングしてみて、それでも効果がなかったときは、試してみてくださいね。
お話を伺った先生/英国APDT認定ペットドッグトレーナー。獣医師。Canine Relationz 主宰。藤本聖香先生
参考/「いぬのきもち」2024年9月号『王道でもダメなら愛犬のタイプ別対策で今度こそ! 吠えを解決する!』
写真/殿村忠博
文/いぬのきもち編集室
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