1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 犬と飛行機でお出かけ。どこに乗れるの? 手続きの内容は?

犬と飛行機でお出かけ。どこに乗れるの? 手続きの内容は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
離陸する飛行機

愛犬にいろんな景色を見せてあげたい、愛犬と旅行の体験を共有したい。そう考えている方も多いのではないでしょうか。ここでは愛犬と飛行機でお出かけする際の注意点をチェック。客室で同乗できるフライトから、手荷物として預ける際の手続き、犬種や季節で異なる要注意ポイントまでを紹介します。

愛犬が飛行機に乗るまでの流れ

犬や猫をはじめとする動物は、基本的に機内には持ち込めません。たとえ席を確保しても、自分の隣に愛犬を乗せたフライトは不可能なのです。

ただし一部の国際線や、航空会社が開催するペットとその飼い主向けのフライトなら、客室で一緒に空の旅を楽しめます。次のお休みを愛犬といっしょに……と考えているなら、各航空会社のホームページをチェックしてみてください。

それ以外の場合、犬や猫はそれぞれ丈夫なクレート(ケージ)に入れられ、貨物室で運ばれます。飼い主さんとしては、なるべく愛犬がストレスを感じることなく過ごせるように、事前に準備しておくことが大切になります。

愛犬の体に合ったクレート(ケージ)を用意

クレート(ケージ)

まず準備が必要なのがクレート(ケージとも。犬を入れるプラスチック製のケース)です。航空会社から無料でレンタルすることもできますが、ふだん自宅で使用しているクレートをそのまま使えれば、愛犬も慣れているのでそれが一番。

大きさは、愛犬が立ったまま方向転換したり、足をまっすぐにして立ったり座ったり、自然な状態で横になれる十分な大きさが必要です。

もしクレート(ケージ)の大きさが小さすぎたり、大きすぎたりする場合は、航空会社が各サイズのクレート(ケージ)を用意しているので、それをレンタルすることができます。

また、いわゆるキャリーバッグのような、やわらかい素材のものはNG。 持ち運びするために作られたクレート(ケージ)であり、材質はグラスファイバーまたはプラスチック、金属製のもので、扉(ふた)のロックが掛かるものに限ります。

ホームページで費用や規定を確認

航空会社によっては、インターネットを通じて事前にペットを預ける手続きができるところもあります。それ以外でも搭乗前に空港で手続きできる場合があるので、事前に確認しておきましょう。預けるための費用や規定などは各航空会社によって異なるので、ホームページから確認しておくこと。いざ当日になって「乗れません!」とならないように注意して。

ペットの扱い関する同意書にサイン

飛行機で愛犬と旅行する場合、航空会社が用意する同意書へのサインが必要です。同意書には一般的に「運送時にペットが死傷した場合、航空会社に一切の責任を問わない」という内容が。多くの犬がトラブルなく安全に移動をしていることも事実ですが、このような事故に発展する可能性があるということを、飼い主さんはしっかり把握しておかなければなりません。

カウンターで愛犬を預ける

チェックインカウンター

チェックインのタイミングで、カウンターで手荷物と一緒に愛犬を預けます。搭乗するまでの間は愛犬は、エアコンの効いた部屋やチェックインカウンターで待機します。その後は車両などで貨物室に運ばれます。多くの場合、貨物室の中でペット用のスペースと荷物用のスペースは分けられているので、荷物がケージの上に落ちてくるというようなことはありません。

貨物室は冷暖房あり、季節によって事前の準備を

貨物室に運ばれるクレート(ケージ)

チェックインカウンターで預けた後は、愛犬は空調の効いた部屋で待機することになります。しかしそこから後は、通常の荷物と同じルートを通って飛行機に運び込まれます。人が歩くような快適な通路ではありません。特に注意したいのが、機内に運ぶときと降ろすときは外気にさらされることになること。季節によっては急激な温度差が生じることがあります。

また、ペットが飛行機の中で預けられる貨物室は、客室と同じように空調管理が整えられていますが、客室より外気の影響を受けやすく、温度を一定に保てない場合もあるようです。季節によっては温度が激しく変化することも考えられますので、暑さが気になる場合は保冷剤、寒さが気になる場合は毛布など、準備をしっかりしておく必要があります。

貨物室の下見は、残念ながら不可……

飼い主さんとして一番気になるのが、愛犬が飛行機でどんな場所に乗せられるか、ではないでしょうか。貨物室には搭乗員はいません。ですから、飛行中になにかトラブルが発生しても、着陸するまで対応することができないのです。とはいえ、基本的に貨物室の下見はできないので、疑問点があれば、航空会社に事前に問い合わせて確認しておくようにしましょう。

飛行機に乗せてはいけないのはこんな犬

飛行機での移動を行う前に、愛犬を飛行機に乗せても大丈夫かどうか確認しましょう。

病気の犬

現在何らかの病気を治療中の犬を飛行機に乗せることはやめましょう。フライトによるストレスで体調を崩す可能性もありますし、もし飛行中に容体が悪化しても、対応することはおろか、気付いてあげることすらできないのです。

子犬と老犬

子犬

生後4カ月までの子犬や、7歳以上のシニア犬を飛行機に乗せる場合には、一度かかりつけの獣医さんに相談し、判断しましょう。現在健康だとしても、フライトでかかる負担が大きくなります。

環境に対応できない犬

音に敏感な犬や、クレートに長時間入っていられない犬、環境の変化に敏感な犬を、無理に飛行機に乗せないで。旅行中はペットシッターにお世話を依頼するか、ペットホテルなどを活用するようにしましょう。どうしても飛行機に乗らなければならない場合には、事前に獣医さんに相談して。ケースによっては、安定剤を処方してくれる場合もあります。

予防接種を受けていない犬

航空会社のチェック項目にも書かれていますが、犬を飛行機に乗せるためには予防接種を受けていることが前提です。受けていない場合のフライトは認められません。
また、海外渡航の場合は、渡航先の国によって必要なワクチンや手続きが異なります。これらをすべてクリアしておかないと、検疫のために1カ月以上空港で留置されたり、帰国できなくなる場合があります。さらに渡航先によっては、日本からの入国はスムーズでも、日本への戻る場合の準備に手間がかかるというケースも。事前にしっかり確認と準備をしておくことが、愛犬のために何より必要です。

一部の短頭種(季節による)

ブルドッグ

ブルドッグなどの短頭種を受け入れていない航空会社も。暑さによるストレスに弱いからというのがその理由です。これも各航空会社のホームページで公開していますから、事前の確認が必要です。

※JALの場合
ブルドッグ、フレンチブルドッグは預けられません。

※ANAの場合
*2018年より短頭犬種の輸送中止期間を5月1日~10月31日までに変更します。

預かりを中止している短頭種犬
ブルドッグ(ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ)、ボクサー、シーズー、テリア(ボストン・テリア、ブル・テリア)、スパニエル(キングチャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル)、ブリュッセル・グリフォン、チャウチャウ、パグ、チン、ペキニーズ

また、5月1日から10月31日の期間にペットとのご旅行の際は、外気温の影響を受けやすい日中の時間帯は避けていただくことをおすすめいたします。

まとめ

愛犬と飛行機でお出かけするのに、一番大切だと言えるのは、実はしつけ。長い時間別れて過ごすことになるのですから、飼い主さんがいなくても安心して過ごせるよう、しつけの練習を通じて信頼関係を養っておくことが必要なのです。また、クレート(ケージ)をふだんから犬用ハウスとして使用して、その中で過ごすことに慣れさせておくとよいでしょう。

監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/コージー根本
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

犬と暮らす

更新

関連するキーワード 一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る