愛犬と車でお出かけするのは楽しいものですが、十分に準備ができていないと、犬も飼い主さんも大変な目に合うことが。今回は、ドッグトレーナーで獣医師の後藤真由美先生に、車でお出かけする前に最低限しておきたいことについて教えていただきました。
道路状況の把握
スムーズに移動ができるよう、渋滞しやすい時間帯や交通規制の情報などを事前に調べておきましょう。渋滞を避けるようにタイムスケジュールを立てておくとベストです。
休憩スポットの計画
長時間の移動なら、最短ルートより、いつ・どこで休憩するかの計画が大切です。1〜2時間ごとに休憩を組み込み、排泄や水分補給、リフレッシュをしましょう。大きめのサービスエリアにはドッグランを揃えたところもあります。リフレッシュ休憩なら、比較的小さなところの方が空いていておすすめです。
※サービスエリア情報は、市販の交通道路マップに掲載されていたり、高速道路のホームページからダウンロードできます。
乗車前に散歩をする
車でよく眠れるように、体力の発散の意味でも乗車前に散歩を。散歩をして少しでも体調不良を感じたら、お出かけはやめましょう。
ゴハンは3時間以上前に
乗車直前に食べると車酔いしやすくなるので、ゴハンは3時間以上あけるのがベターです。嘔吐しやすい犬は、普段より少なめに与えるようにしましょう。
車酔いする犬には酔い止めを
車酔いすると「車=イヤ」になりお出かけ嫌いになるおそれも。事前に動物病院で酔い止め薬をもらって飲ませてもよいでしょう。
服やオムツをしておいてもOK
抜け毛が多い犬種は洋服を着ておくと軽減します。そそうが心配なら犬用おむつが強い味方になります。公共の乗り物移動でもおすすめなので、慣れさせておくとよいでしょう。
愛犬との車移動は事前準備がカギになります。準備も出発も余裕を持ち、無理のないお出かけをしましょう。
お話を伺った先生/後藤真由美先生(ドッグトレーナー 獣医師)
参考・画像/「いぬのきもち」2025年4月号『お出かけマスターが教えてくれた!乗りもの別お出かけ大成功のヒケツ』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。