犬と暮らす
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「犬が自らおもちゃを持ってくる」のはなぜ?行動の心理を獣医師が解説
愛犬が自分からおもちゃを持ってくることはある?

そこで、「はい」と回答した飼い主さんに、愛犬はどんなふうにおもちゃを持ってきて、どんなふうにアピールしてきたのか、具体的なエピソードを伺いました。
おもちゃを飼い主さんの目の前に置く・落とす
- 「おもちゃをくわえて持ってきて、私や娘の目の前でボトッと落として上目づかいでこちらをジーッと見つめてくる」
- 「(おもちゃを)持ってきて目の前で落とし、目をキラキラさせながら『ハッ!』って誘ってきます」
- 「目の前にボールを持ってきて、遊ぶまで何度もボールをくわえて置いてをくり返します」
- 「くわえて持ってきたおもちゃを飼い主の手元にポトンと落としたり、おもちゃをくわえたまま遊んでと飛びついたりしてくる」
おもちゃを飼い主さんの手や体にくっつけてくる
- 「おもちゃ箱から自分が好きなものを選んで持ってきて、手のほうへ近づけてくる」
- 「ゆっくりくわえて走って持ってきて、遊んでほしい人の体にくっつけてアピールします。激しいときはくっつける前に投げ落としてきます」
- 「飼い主がイスに座っていると、ヨダレでビシャビシャになったボールを足に押し当ててきます」
おもちゃを持ってきてチョンチョンつっついてくる
- 「おもちゃをくわえて、人の足元まで持ってきて置いてから、鼻や足でチョンチョンしてくる」
- 「私の様子を見ながら、おもちゃ箱の中から好きなおもちゃをくわえてひざまで持ってきて、前足でチョンチョンしてくる」
- 「一生懸命おもちゃ箱から探して選んで、ブンブン振りながらみんなの腕とか足にチョイッてしてくる」
そのほか、こんなアピールエピソードも
- 「大好きなボールをくわえてきて、前足を下げてお尻を上げて『遊ぼ』って誘ってきます」
- 「私が座っていると、ひものおもちゃをくわえて持ってくる。そのまま足元にぴったりくっついて腹ばいになり、かじって遊んでいることもあれば、ひざの上に落としてにっこりほほ笑むこともあります」
- 「しっぽを振って、ボールを鳴らしながら持ってくることが多い!」
- 「くわえて目の前にもってきて、『くふっくふっ』と鳴きます」
- 「おもちゃをくわえてきて、隣にチョコンと座ります」
- 「『取れるもんなら取ってみろ』という感じで挑発してきます」
【獣医師解説】犬が飼い主さんのもとに自分からおもちゃを持ってくる心理
――犬が飼い主さんのもとに自分からおもちゃを持ってくるのは、どのような理由や心理からなのでしょうか?
山口先生:
「遊んでほしい、ほめてほしい、自分を見てほしい、飼い主さんにプレゼントしたい、などの理由や心理が挙げられます」
――犬が飼い主さんのもとにおもちゃを持ってきたときは、どのような対応をすべきでしょうか?
山口先生:
「やさしくほめてあげてください。愛犬が取ってこい遊びをしたそうであれば、持ってきたおもちゃを投げて遊んであげましょう」
取材・文/宮下早希
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年8月時点の情報です。
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