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病気やストレスが原因かも? 犬の「便秘症」を知っておこう
そこで今回は、愛犬が便秘症かどうかをチェックする方法や、原因・治療法などを獣医師の林幸太郎先生に伺いました。
犬の「便秘症」とは?
犬は、排便がスムーズにできないことを不快に感じ、元気がなくなったり機嫌が悪くなったりすることがあります。愛犬が便秘気味なことに気付いたら、動物病院で相談してみましょう。
愛犬が便秘症かどうかをチェックしよう
ちなみに、犬がいきんだときにウンチではなく、薄黄色の腸液が出ることがあります。これは、腸にとどまって硬くなったウンチは出てこず、腸液だけが出ている状態なので、こちらも便秘症の症状といっていいでしょう。
便秘症の原因と治療法
消化管やその周辺の病気
ほかにも、腸内にポリープや腫瘍ができると、物理的にウンチが通過しにくい状態に。こちらは、ミニチュア・ダックスフンドやジャック・ラッセル・テリアなどに多く見られます。
病気が原因の場合は、浣腸や下剤で便秘を解消してから病気の治療に進みますが、多くの場合で外科手術が必要です。会陰ヘルニアの場合は、外科手術で対処したあと、再発を防ぐために去勢手術も行います。
水分不足・ストレス・痛み
上記が原因で便秘症になっている場合も、まずは浣腸や摘便、下剤などでたまったウンチを出し、そのあとで原因に応じて処方食やサプリメント、痛み止めなどで対処します。
参考/「いぬのきもち」2023年10月号『愛犬といつまでも楽しく過ごすために知っておきたい! 犬の現代病ファイル Vol.53 便秘症』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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