犬のライフステージでは7才ごろから「シニア期」に入るとされています。7才以上の愛犬と暮らす飼い主さんのなかには、獣医師からフードの切り替えや生活習慣の見直しをすすめられた方もいるのではないでしょうか。
一方、年を重ねても犬の見た目や活動量に大きな変化が見られない場合もあり、判断に迷う飼い主さんも少なくありません。本記事ではシニア期の入り口である7才以上の愛犬と暮らす飼い主さんとともに、シニア期について考えてみました。愛犬が健やかな毎日を送れるよう参考にしてください。
「犬は7才からシニア期」と言われたら?
『いぬのきもち』アプリユーザーを対象に「シニア期」についてアンケートを実施したところ、88%の方が「7才からシニア期だと知っている」という結果に(※)。続いて、年齢によるライフステージについても尋ねてみました。
※「いぬのきもち」Webアンケート調査。2025年7月実施。回答数631
7才からシニア期に入ることをどう思いますか?
57.8%の飼い主さんが「早いと思う」と感じています。「妥当だと思う」とライフステージについて受け入れている方は40.3%でした。
7才からシニア期とされるのは早いと感じる理由は?
(複数回答あり)
飼い主さんが「7才からシニア期」ということに違和感を抱く主な理由は、愛犬が若いころと比べても体力や活動量が変わらず、見た目の変化が少ないことや健康状態に問題がないことでした。
シニア期に入る妥当な年齢は何才だと思いますか?
(無回答を除く)
また、シニア期に入る年齢として「10才」が妥当だと感じている飼い主さんが53.6%と最も多く、フードを切り替える予定の年齢も同様に「10才」という結果でした。
シニア期の準備は何才から?10才では遅い?
愛犬の健康維持には、シニア期に入ってからの過ごし方が重要です。飼い主さんへのアンケートでは、「10才からシニア」と感じる方が多かったものの、ライフステージ上では7才がターニングポイント。シニア期の準備は10才からでは遅いのでしょうか?
ペットフードメーカーの日本ヒルズ・コルゲート株式会社の獣医師・高橋真弓先生に、ターニングポイントになる7才からシニア期の準備をすすめる理由をうかがいました。
「犬の老化にかかわる症状が出てくるのは10才ごろなので、シニア期は10才からと考える飼い主さんが多いのだと思います。しかし、見た目には現れない老化はその前から始まっています。犬の7才は人の年齢に換算すると47歳ぐらい。人でも40代に入ってくると20代とは違って疲れやすくなったと感じることもあるのではないでしょうか?
ヒルズが犬を2〜6才と7〜14才のグループに分けた研究では、代謝や老化の抑制にかかわる遺伝子の働き方が変わっていることがわかっています。たとえば、抗酸化物質を作り出す力が弱くなり、認知症のきっかけにもなる酸化が体内でじわじわと進んでいるのです。
犬の寿命がのびている今、7才になったら抗酸化作用のある成分を一定量含むフード選びを心がけましょう。また、関節の軟骨に働きかけるEPAや、体内で作れない必須アミノ酸がバランスよく配合され、腎臓に負担をかけすぎないたんぱく質の量に調節されていることも確認したい点です。
10才を過ぎてからも健康を過ごせるかどうかは、シニアに差しかかった時期の食生活が重要になります。ターニングポイントの7才から、健康維持のための食事の切り替えや生活の工夫を始めましょう」
「7才からもっと前向きに!」をテーマに座談会を開催
シニア期について実際の飼い主さんの声を聞くため、ヒルズの獣医師・高橋先生と『いぬのきもち』編集長・田中深雪、7才以上の愛犬と暮らす飼い主さん6名が参加した座談会を行いました。シニア期や食生活の疑問、暮らしのアイデアなど、さまざまな話題が飛び出しました。
シニア期に入るライフステージの分類は、冒頭のアンケートと同じく10才ぐらいを想像している飼い主さんが多かったものの、高橋先生から体内で起きている変化の説明を受け、驚きの声が上がっていました。
座談会でわかったことは「7才からが健康維持の頑張りどき」
座談会に参加した飼い主さんの声
こてつちゃん(7才/トイ・プードル)の飼い主さん
「見た目が若いこてつのことをシニアとは思っていなかったんですよね。ただ、動物病院の健康診断で関節炎と言われたのが気になっていました。走ったり遊んだりできなくなってしまうのはかわいそうなので、これから食事に気をつけたいと思いました」
かのんちゃん(9才/シー・ズー)の飼い主さん
「かのんは7才に近づいたころから、散歩のときにあまり歩かなくなったり不調が出たりするようになりました。7才からがシニア期で、ターニングポイントだと言われるのは妥当だと感じます。どういうフードをあげればいいのか迷っていたので、今日の座談会をもとに選びたいですね」
ちょきびんちゃん(もうすぐ7才/パグ)の飼い主さん
「犬の7才が人の47歳と思ったら、若いころより食生活に気をつけないといけませんね。5才の同居犬と別々のフードを用意することに迷っていましたが、脳の健康維持を考えたら早めに準備したくなりました。ちょうどターニングポイントと説明を受けた7才の今から、シニア向けの食生活に変えていこうと思います」
ピケくん(7才/MIX)の飼い主さん
「20才を迎えたという犬もいるので、シニアの準備はその半分の10才くらいでも……と漠然と思っていたんです。今日の高橋先生の話を聞いて考えてみると、ピケは以前よりも歩かなくなったことに気づきました。食べムラがあるのでフードの切り替えに迷っていたけれど、座談会は食事を考え直すきっかけになりました」
朔太郎くん(7才/MIX)の飼い主さん
「シニアの準備は12才ぐらいからでもいいのではないかと思っていましたが、7才からは遺伝子レベルで変化が起き始めると聞いて、シニア期に入る準備の大切さを実感しました。朔太郎はまだ若いと思っていたけれど、人の40〜50代と考えたらこの先も元気で過ごすための準備期間に入っています。健康維持の頑張りどきですよね」
ふろんたくん(8才/MIX)の飼い主さん
前はドッグランで2時間くらい遊んでいたのに最近は20分くらいで満足するようになり、段差を降りるときにちゅうちょするなどの変化を感じていました。でも健康診断では特に問題がなく、シニア期の準備は10才ぐらいでも大丈夫だと思っていたんです。8才の今からさっそく健康維持によるエイジング対策を考えることにします」
食生活でかなえる7才からの健やかなエイジング
人では健康寿命をのばす食生活が注目されています。犬も健康で長生きをかなえるために、シニア期に差しかかるターニングポイントから起こる体内の変化に対応するフードを選びましょう。
ヒルズでは動物病院・専門店限定の「サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル」から、遺伝子栄養学の研究に基づき、7才以上の栄養ニーズを満たす、バランスのとれた科学的根拠に基づく総合栄養食「マルチケア+シニア健康サポート」を開発しました。
たとえば、脳や身体の健康維持に役立つ抗酸化成分、心臓と腎臓の健康維持をサポートする適切なミネラルのバランス、美しい被毛の維持をサポートするためのオメガ6とビタミンE、健康な関節をサポートする栄養、消化しやすい原材料を配合し、ターニングポイントを迎えた7才以降の健康維持を食事で支えてくれます。
サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル マルチケア+シニア健康サポート
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※「ヒルズ サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル」は動物病院と専門店のみで購入できます。