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にぎやかな場所に愛犬のハウスを置いてない? 生活環境にまつわるNG行動

毎日使うハウスやトイレの整え方を間違えると、愛犬にストレスを与えるおそれがあるので注意が必要です。そこで今回は、飼い主さんがやりがちな生活環境のNG行動を、獣医師の藤本聖香先生に伺いました。NG行動を減らすための心得も解説するので、あわせて参考にしてみてください。

家族が集まるにぎやかな場所に愛犬のハウスを置く

ミニチュアダックス ケンケン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬は家族が大好きだからと、ハウスを家族が集うにぎやかな場所に置いていませんか?

犬にとってハウスは一頭でくつろげる場所。その「個室」がにぎやかな場所にしかないと、ゆっくり過ごす時間が取れずにストレスになってしまいます。ハウスを移動させたり、静かな場所にもう一つハウスを置いたりして、愛犬が安らげる場所を設けてあげましょう。

アクセスが悪い場所に愛犬のトイレを置く

柴の福ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が安心して排泄できるよう、トイレを廊下などの見えにくい場所や、ふだん過ごす場所から遠いところに設置していませんか?

たしかに、排泄は人気がない環境でできたほうが犬にとっては安心です。しかし、トイレへのアクセスが悪いとそこまで行くのが面倒になり、犬は排泄をがまんするようになってしまうことが。このような環境だと、犬のストレスになるのはもちろん、膀胱炎などの病気の原因にもなるので、トイレは愛犬が行きやすいところにも置くようにしましょう。

強すぎるルームフレグランスを使う

トイプードル モカ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬のニオイを気にして、ルームフレグランスでいい香りにしていませんか?

犬の嗅覚は人よりも発達していて、ニオイはさまざまな情報源になっています。ルームフレグランスはその情報源を遮断することになるので、犬にとってはストレスに。ただし、徐々に香りに慣れることもあるので、ルームフレグランスをどうしても使いたい場合は少量からにして、愛犬が嫌だと感じているようなら移動できるようにしましょう。

飼い主さんのNG行動を減らすための心得とは?

秋田 レン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
最後に、これまで紹介したNG行動に共通する、「飼い主さんが心得ておきたいこと」をご紹介します。

犬という動物を正しく知るべし

犬の本能を制限するのはNGです。たとえば、ものを噛む・ニオイをかぐなどの要求は、犬にとっては本能的なものなので、がまんをさせると大きなストレスになります。犬がどのような動物なのかを知って、その欲求を理解することが大切です。

人のルールやマナーを押しつけるのは厳禁

「友達は多いほうがいい」「食事はお行儀よく」など、人が決めているルールやマナーに犬を従わせるのはNG。人のマナーが理解できない犬は、ストレスに感じてしまうことがあります。本当に必要なルールやマナーか、愛犬が理解できないことを強要していないか、立ち止まって考えてみましょう。
飼い主さんがよかれと思っていることでも、実は愛犬にとってはストレスになっているかもしれません。ご紹介した内容を参考に、生活環境の整え方が間違っていないか、改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。
お話を伺った先生:藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2022年5月号『もしかして、私のせい!? 愛犬にストレスを与える飼い主さんのNG行動』
文/仲田陽子
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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