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犬のしつけで「病気」を防ぐ 愛犬の健康を守るために重要なしつけ

しつけとは「愛犬を守る」ためのもの。犬が安全に暮らすためには、“保護者”である飼い主さんがしっかりと教えてあげることが大切です。

今回は、愛犬を病気から守る3つのしつけについて、獣医師の藤本聖香先生に解説していただきました。

引っ張らせないしつけ

芝生が大好きなむぎこちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬がリードをぐいぐいと引っ張らずに歩けるようになるしつけは、気管虚脱などの呼吸器のトラブルを防いだり、頸椎(けいつい)など首への負担を減らしたりすることができます。

しつけのポイント

愛犬がリードを引っ張ったらその場で止まって待ち、飼い主さんのほうに近づいてリードがゆるんだら進むことを繰り返します。犬に「引っ張られたら前に進めない」と教えることができるので、次第に引っ張らなくなるでしょう。

飛びつき禁止しつけ

寝そべるトイプーのモカちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
人に飛びつく動きは犬の足腰に負担がかかり、骨や関節の持病が悪化する原因になります。また、小型犬などの骨が細い犬の場合は、繰り返し飛びつくことがケガの原因になることも。持病の悪化やケガから守るためには、飛びつかないように愛犬をしつけておくことが大切です。

しつけのポイント

愛犬に飛びつかれたら後ろに下がって、愛犬の足を体から外すことを繰り返します。愛犬がすべての足を地面につける時間が長くなるので、そのタイミングですかさずほめてあげて。これを続けることで、徐々に飛びつかなくなるでしょう。

おねだり吠え軽減しつけ

おもちゃで遊ぶコーギーのバロンくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
おねだり吠えしやすい犬は、のどを痛めたり、吠えて体温が上がったりすることで熱中症にかかりやすい傾向に。愛犬の体のためにも、吠えをコントロールできるようしましょう。

しつけのポイント

おねだり吠えを減らすには、愛犬を無視することが近道です。心苦しいかもしれませんが、見ず、触らず、声もかけないで。はじめは一時的に激しく吠えますが、それは上手に無視できている証です。根気強く続けると、吠える頻度が増えて減っていくでしょう。
正しくしつけをすることは、愛犬の健康を守ることにつながります。「かわいそう」「面倒くさい」と思わず、しっかりとルールを教えてあげてくださいね。
お話を伺った先生/藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2023年2月号『愛犬にしてあげられるのは飼い主さんだけ! 事故から! 病気から! ストレスから! 守るしつけ』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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