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ビション・フリーゼの特徴とは? 意外なルーツや食事管理について【専門家解説】

フランスやベルギーを原産国とするビション・フリーゼ。頭部にボリューム感をもたせて球状にする独特のカットスタイルは「パウダー・パフ」と呼ばれ、その大きさはなんとバレーボールサイズになることもあるようです。

今回は、そんなビション・フリーゼのルーツや特徴、食事管理についてご紹介します。

ビション・フリーゼのルーツ

ビション・フリーゼのジミンちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ビション・フリーゼは、カナリア諸島にいた土着犬が祖先と考えられ、中世ヨーロッパの貴婦人たちの間で「白い抱き犬」として人気が広まった犬種とされています。

名前のビションは「小さい」、フリーゼは「縮れ毛」という意味をもち、「パウダー・パフ」と呼ばれる綿菓子のような丸いカットスタイルは、20世紀半ばにアメリカ人のグルーマーが考案したものです。

ビション・フリーゼの特徴

ビション・フリーゼのラテちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
純白でふわふわとした長い被毛が特徴的なビション・フリーゼ。成犬時の標準サイズは、体高(※)30cm以下、体重6kg前後とされ、体のバランスはやや胴長短足体型です。小型の愛玩犬のなかでは、骨量・筋肉量ともに比較的豊富で、運動好きで活発な傾向があります。

性格は陽気で明るくフレンドリーとされていますが、自分が中心でなければ気が済まないなど、わがままな面が出ることも。コミュニケーションを取るときは、犬からの要求に応えるのではなく、飼い主さん主導で行うようにしましょう。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

ビション・フリーゼの食事管理

ビション・フリーゼのテンちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。

総合栄養食のなかでも、ビション・フリーゼのような小型犬には、粒が小さいものや飲み込みやすい形状のものを選ぶのがおすすめ。また、ビション・フリーゼは豊かな被毛をもち、関節トラブルに配慮が必要なことから、皮膚・被毛を健やかに保つ成分を強化したフードや、骨・関節をサポートする成分を配合したフードを選ぶのもよいでしょう。

なお、小型犬は小食や偏食の犬も少なくありません。おやつの与えすぎに注意するほか、愛犬好みのフードを見つけたり、トッピングで食欲増進をはかったりするなどの工夫も必要でしょう。
今回ご紹介したビション・フリーゼのような長毛種は、フードの食べカスや唾液などで被毛が汚れやすいので、こまめに拭いて清潔を保つことが大切です。なお、こうしたお手入れを嫌がる犬も多いので、子犬の頃からトレーニングをして慣れさせておくと安心ですよ。
参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE『ビション・フリーゼの特徴・性格 最新価格と飼い方|いぬのきもち 犬図鑑』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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