1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. しぐさ・生態
  4. 行動
  5. 犬が留守番で「寂しい」と感じたときに見せるサイン いつもはしない行動を見せることも|獣医師解説

犬と暮らす

UP DATE

犬が留守番で「寂しい」と感じたときに見せるサイン いつもはしない行動を見せることも|獣医師解説

犬が留守番をしていて寂しいと感じてしまったとき、普段はしないような行動を見せることがあるようです。

この記事では、留守番で寂しさを感じた犬が見せる行動例や、犬が安心して留守番できるように飼い主さんができることなどについて、いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生が解説します。

留守番していた犬が「寂しい」と感じたときに見せる行動

くつろぐ犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が留守番をしていて「寂しい」と感じたとき、次のような行動を見せることがあるでしょう。

・飼い主さんの後を執拗に追いかけ回す
・イタズラをいつも以上にしてしまう
・ずっと鳴いている
・手足やしっぽなどを必要以上に追いかけ回す
これらの行動は、犬が寂しいと感じるときに比較的よく見られる症状かと思います。

留守番が得意な犬、苦手な犬に見られる傾向

おもちゃで遊ぶ柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
留守番が得意な犬もいれば、苦手な犬もいます。たとえば、ひとり遊びが上手なコだったりオープンな性格のコは、留守番をしていてもいろいろなものに興味をもってくれるので、得意といえるかもしれないですね。

逆に、少し警戒心が強く、何事にも慣れるまでに少し時間がかかってしまうタイプのコは、飼い主さんに対する依存度も少し高い傾向にあり、留守番は苦手な傾向にあるでしょう。

寂しがりやな犬が安心して留守番するためのポイント

ベッドでくつろぐ犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
寂しがりやな性格で、留守番のときに不安を感じてしまう犬もいるかと思います。留守番の際には、犬がひとりきりでいることを感じさせづらく安心できる状況を作ってあげることが大切です。

たとえば、Wi-Fiなどで繋げて飼い主さんが外出先からも声がかけられるモニターカメラを設置したり、ひとりでも遊べるおもちゃなどを導入してみてはいかがでしょうか。

また、「安心できる場所」という意味では、愛犬のお気に入りのベッドを作ってあげたり、少し囲まれて安心感を覚えやすい空間づくりをしてみるのもよいと思います。

愛犬の留守番の練習をするときに意識したいこと

見つめるボーダー・コリー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が留守番が苦手だったり、寂しがりやなどの性格で不安があるとき、留守番の練習をさせたいと思う飼い主さんもいることでしょう。

本当に留守番が苦手な犬にとっての最初の一歩としては、「飼い主さんが家の中にはいるが、別の部屋で待っている状況に慣れること」かと思います。

たとえば、リビングに家族がいるときに、少しの間だけ愛犬を隣の部屋などでひとりで待たせてみてください。こうした練習も、飼い主さんから離れて愛犬ひとりで過ごすことに慣れるための第一歩といえるでしょう。

どうしても留守番ができない犬への対処法

見つめる犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
なかには、どうしても留守番をするのが難しい犬もいると思います。前述のように、いきなり「家にひとり」ではなく「ひとりで過ごしてみること」に慣れることからやってみるのも1つですが、トレーナーさんなどのプロの力を早めに借りたほうが解決が早いことが多いと感じています。

あるいは、ペットホテルなどを意識して定期的に使うようにすることで愛犬が慣れていき、楽しく安心して過ごせるようになれば、それも1つの解決策になるでしょう。

あまり飼い主さんだけで悩みすぎずに、愛犬にとってよい方法を探してみてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生)
取材・文/柴田おまめ
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
※記事の内容は2024年7月時点の情報です。
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る