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雷を怖がる犬にできることは? シーズン前に始めたい備えを解説

雷が鳴ると、震えたり隠れたり、飼い主さんのそばを離れなくなったりする犬もいます。実際に、雷を怖がる犬はどれくらいいるのでしょうか。

【調査】愛犬は、雷を怖がることがある?

愛犬は、雷を怖がることがある?
※2026年6月実施「いぬのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 189人)
雷を怖がる犬に関するアンケート(いぬのきもちWEB MAGAZINE)
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん189名を対象に「雷を怖がる犬」に関するアンケート調査を実施。

その結果、愛犬が雷を怖がることがあると回答した飼い主さんは、約6割にのぼりました。

【体験談】雷が鳴っているときに、愛犬はどのような反応を見せた?

雷が怖くて甘える犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬は雷が鳴っているときに、どのような反応を見せたのでしょうか。飼い主さんたちにエピソードをうかがいました。

くっついてきたり、抱っこを求めたりする

  • 「くっついてきて抱っこしてと要求する」

  • 「私のところに走ってきます。肩辺りまで駆け上がって震えています。夜は一緒に寝ないとキュンキュン鳴いてます」

  • 「膝の上に乗ったり、飼い主の枕や顔の上に乗る」

  • 「すぐにそばに来て、膝の上に乗ってきて顔を隠します」

震えたり、息遣いが荒くなったりする

  • 「玄関で震えている。しばらくすると洗面所に行き震えている」

  • 「うろうろして落ち着きがなくなる。震える。物陰に隠れようとする。ハアハアと息が荒くなる」

  • 「小刻みに震えながら、なぜか洗面所の端っこへ行ってカリカリしてみたり落ち着かないことが多いです」

  • 「隅っこでガタガタブルブルしてます」

  • 「震えてよだれをたらす」

  • 「落ちつきなくうろうろしたり、舌を出してハアハアします」

  • 「座ったままとにかくブルブルと震えています。こちらの声かけにもあまり反応せず、音がやんだら落ち着くようです」

隠れようとする

  • 「狭いところに隠れたりウロウロする」

  • 「ベッドの下に入り込んでスンスン鳴いてます」

  • 「台所や洗面所、物置部屋のとにかく狭い隙間に隠れようとします」

  • 「震えてペットベッドをひっくり返して中に隠れます」

吠える

  • 「窓の外に向かって激しく吠えます」

  • 「多頭飼いです。雷が聞こえるとみんな怖がりながらも、1匹が吠え始めるとつられてみんなで吠えまくってます! 遠吠えするコもいます!」

  • 「わんわんと吠えながら家の中をグルグルと回っている」

  • 「雷のする外に向かって挑むように吠え続け、ブルブルブルブルひたすら震える」

粗相をしてしまう

  • 「愛犬はどうしていいのかわからなくて部屋中をウロウロして、隅っこやテーブルの下に隠れて、時々失禁する」

  • 「ウロウロと走り回り、息遣いが荒くなり、暴れ回る。落ち着きがなくなり、失禁する」

【獣医師解説】犬が雷を怖がる理由とは

雷を怖がるチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
アンケートでもさまざまな声が寄せられましたが、犬が雷を怖がるのは、どのような理由や心理が考えられるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞きました。
山口先生:
「犬が雷を怖がる理由としては、次のようなものが挙げられます。

・突然起こることだから
・音が大きいから
・音が迫ってくるから
・犬が苦手とする重低音や破裂音であるから

人間は天気予報などである程度把握でき、自然現象だと理解しているため、一定時間で過ぎ去るという認識を持っています。

しかし、犬にとっては原因不明の爆音が突如として響きわたり、いつまで続くか予測ができない状況なので、余計に怖く感じるのでしょう」

雷を怖がる愛犬に、飼い主さんができる対応は?

山口先生:
「愛犬が雷を怖がっているときは、速やかに窓やカーテンを閉め、雷鳴音を可能な限り遮断してください。

また、愛犬が逃げ込める場所を用意したり、窓から離れた場所へ避難できるよう扉を開けるなどのサポートをしてあげましょう。興奮した愛犬に噛まれる心配がない場合、抱っこで避難のサポートをしてあげてもよいでしょう。

大切なのは、事前準備です。普段から各部屋に避難場所になるケージやクレートを設置し、指示すると行けるような練習をしておくとよいでしょう。

マンションの場合は、浴室が窓から最も遠く音が聞こえにくいことが多いので、そこを避難場所とするのもよいかもしれません。なかには、車内が最も落ち着く場所だというケースもあります。

あわせて、雷鳴が響く前に天気予報を確認して窓を閉め、部屋にテレビやラジオの音を流しておくのもよいでしょう」

飼い主さんが注意して見てあげたいケースは?

山口先生:
「雷に対する恐怖は克服できるものではありませんので、飼い主さんと愛犬が対処法を習得する必要があります。少しでも雷に怖がる様子がある場合は、先述した事前準備は必ず行うようにしましょう。

特に、もともと怖がりだったり神経質なコは、悪化しやすいため要注意です。対応をしないことで悪化していき、雷のほかに雨や風も怖がり始めることもあり、徐々に日常生活がしづらくなるケースもあります。

まずはかかりつけ医に相談してみてください。そのうえで、できる対応をしても震えやパンティングなどの恐怖が見られるときや、すでに強い不安やパニックを起こしているコは、行動学の専門家がいる動物病院への受診をおすすめします」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
いぬのきもちWEB MAGAZINE『雷を怖がる犬に関するアンケート』
※アンケートは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2026年6月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ
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