昨今のペットブームの影響などにより、「犬派?猫派?」といった会話をする機会が増えた方もいるのではないでしょうか。今回は、犬好きと猫好きの性格の違いや相性度を、男女別で分析。その他、犬好きの歴史上の偉人や犬友の作り方についてもご紹介します。
男女別!犬好きの人の性格や傾向は?
あなたは犬派?猫派?アンケート調査を実施
いぬのきもちねこのきもちのアプリを通じて男女計268名の方にアンケート調査を実施したところ、犬が好きと答えた方は全体の35%、猫が好きと答えた方は54%でした。男女別でみると、女性よりも男性のほうが犬派の割合が高いようです。
猫好きと犬好きで性格に違いはある?
猫が好きな方と犬が好きな方で性格面の違いはあると思うかどうかを聞いたところ、全体の半分近くの方が「違いはある」と回答しました。その理由を抜粋してご紹介します。
・犬と飼い主は縦の関係であり、猫と飼い主は横の関係だから
・猫派だから犬派だからと思い込んで、自然とそういう性格になっていっている気がする
・犬は群れで暮らす動物、猫は一匹で馴れ合わない動物だから
・犬は面倒を見てあげる動物というイメージが強いので、犬の飼い主さんにも面倒見の良い性格の人が多い気がします。猫に関してはお世話をすることはあっても面倒を見ているという感じはあまりないので、飼い主さん自身の面倒見がそこまで良くなくてもいい気がします
犬好きな男性は寂しがり屋でスキンシップが多め!
犬が好きな男性には協調性、社交性があるタイプの方が多く、スキンシップをとることが好きという傾向があります。ほかにも、人あたりがよく穏やかで誠実な性格だったり、時には寂しがり屋な一面もあったりすることが分かりました。またインドア派とアウトドア派の調査では、およそ7割の方がインドア派と答えています。
犬好きな女性は社交性が高くて面倒見が良い!
犬が好きな男性と同じく、犬が好きな女性にも誠実な性格の方、協調性や社交性のある方が多いようです。さらに女性の場合は、自身を「面倒見がいいタイプ」と答えた方の割合が、全体のおよそ6割にものぼっています。
男女別!猫好きの人の性格や傾向とは?
猫好きな男性は人あたりが良く社交性が高い!
犬が好きな男性と比べると、猫が好きな男性には自身を寂しがり屋と感じている方は少ないようです。どちらかというと、犬好き女性と性格が似ており、誠実で協調性の強い性格の方が多い傾向にあります。また、スキンシップをとることが好きという項目にも、7割近くの方が「いいえ」もしくは「どちらともいえない」と答えており、自分の時間を大切にするインドアタイプといえます。
猫好きな女性は寂しがり屋で独占欲が強い!
一方、猫が好きな女性は、猫が好きな男性よりも寂しがり屋と答えた方の割合が高く、独占欲が強いほうだという設問にも、およそ半数の方が「はい」と回答しています。さらに7割以上の方が、アウトドア派よりもインドア派という結果になりました。
犬好き・猫好きの性格・男女の相性ってどうなの?
同じ犬好き猫好きでも、男女でかなり性格が違うことが分かりましたが、恋愛や結婚の相性的にはどう違うのでしょうか?
犬好きな人の恋愛傾向
感情表現が豊かで、飼い主など特定の人物への愛情度や依存度が強い犬。犬好きな人も恋愛面ではその傾向が強く、注いだ分だけの愛情を返してくれる人を好みます。常に相手と一緒にいたがるので、遠距離恋愛には向きません。
犬好きな男女に相性ぴったりなタイプは?
常に一緒にいて、お互いに依存したいという典型的な犬タイプの方は、同じような性格の異性を選ぶと相性的にぴったりです。逆に、相手には依存してもらいたいけど自分は自由でいたいという猫のような性格の人は、「猫好きだけど性格は犬っぽい」というタイプの相手を選ぶのがおすすめです。
猫好きな人の恋愛傾向
犬好きな人とは逆に、猫好きな人はベタベタすることは好まず、お互いとの時間だけでなく自分自身の時間も大事にできるような人を好みます。一方で、気まぐれな態度や言動に振り回される、ドラマチックな恋愛を求める、矛盾した一面も持っています。
猫好きな男女に相性ぴったりなタイプは?
相手に対する執着があまりなく、ベタベタすることを好まない典型的な猫タイプは、同じような性格の異性を選ぶのがおすすめです。常に一緒にいたい犬タイプとは相性は良くないので、注意してくださいね。
犬好きと猫好きでは性格だけでなくライフスタイルにも違いがあった!
犬好きな人のライフスタイルの傾向
他人に対する愛情が深く、スキンシップが好きな性格の人が多い犬好きは、以下のようなライフスタイルを送る傾向があります。
- 家族世帯で暮らしている
- 集団での行動・生活を好む
- 見知らぬ土地の暮らしに関心が強い
- 外出好きで、遠い所まで移動・行動することが多い
どちらかというと家に1人で閉じこもるよりも、中でも外でも誰かと一緒に過ごすことを好む傾向が強いため、一人暮らしには向いていないタイプです。
猫好きな人のライフスタイルの傾向
一方で猫好きな人は、以下のようなライフスタイルを送る傾向があります。
- 一人暮らしなど単独生活を好む
- 夜間の活動時間が長い
- 1DKなどある程度狭い部屋を好む
- 移動・行動する範囲が、家の半径100メートルと狭い
猫好きな人は、スキンシップが好きで社交性が高い一方で、自立心や自由を求める傾向も強いようです。そのため、同居人を作るよりも、自分の時間を持てる一人暮らしを選ぶ方が多いといえます。活動時間が夜で、狭い場所が好きというのは、とても猫らしいのかもしれませんね♪
この人も実は犬好きだった!有名な偉人たちの犬好きエピソード
歴史上の偉人のなかには、生前に大の愛犬家として知られていた人物が数多く存在します。ここでは犬好き・犬を飼っていたとして知られる偉人を6名ピックアップしました。
愛犬家のパイオニア的存在!『徳川綱吉』
犬公方という異名をもち、「生類憐みの令」を交付した人物として有名なのが、江戸幕府の第5代将軍「徳川綱吉」です。彼は城内で狆(ちん)を100匹飼っていたとされており、その狆を診察してもらうために医師を手配したのが、現代の獣医制度のはじまりといわれています。さらに日本で初めて犬を室内で飼育したのも綱吉であり、税金で野犬を保護する施設をつくったり犬食文化を禁じたりしたことで、愛犬家のパイオニア的存在として知られています。
20匹の犬を飼うほどの犬好きとして有名!『西郷隆盛』
明治維新における重要人物のひとり「西郷隆盛」もまた、愛犬家として有名でした。生前彼は20匹以上の犬を飼っており、料亭で注文したうなぎ丼を愛犬に食べさせて店主に怒られたり、狩りで得た獲物を愛犬に与えて太らせたりと、かなりの犬好きとして知られていました。西南戦争に敗れ自害する直前には、道連れにしないよう愛犬の首輪を外して逃がし、愛犬と別れなくてはならない悲しみに涙したという話もあります。
ポメラニアンを世界に広めた女王『ヴィクトリア女王』
犬好きエピソードが多いロイヤルファミリーのなかでも、群を抜いて有名なのが、「ヴィクトリア女王」のエピソードです。彼女は現代でも人気の犬種ポメラニアンをこよなく愛し、ヨーロッパから輸入してきた個体を専用の犬舎で繁殖させ、イギリス全土にポメラニアンを広めた人物といわれています。
また、トイスパニエルのダッシュという愛犬を非常に可愛がっており、ダッシュが亡くなったときには専用の墓地を建立し、慈愛に満ちたメッセージを墓碑に残したのだそうです。
セラピードッグの存在を初めて知った人物『ジークムント・フロイト』
精神分析の権威である「ジークムント・フロイト」は生前、ジャーマンシェパードやチャウチャウを愛犬として可愛がり、その気品や献身、忠誠心を高く評価していました。フロイトはよく娘のアンナに「犬は友を愛し、敵をかむ。人間とは大違いだ。人は純粋に愛することもできず、いつも愛憎織り交ぜた関係しか築けない。犬にそんなものはない」と話していたのだとか。さらに犬には患者の心を落ち着かせる、セラピードッグとしての効果があると初めて知ったのもフロイトだといわれています。
言葉を話す賢い犬を飼っていた!?『聖徳太子』
飛鳥時代の名政治家として有名な「聖徳太子」も、犬好きとして知られています。生前には、雪丸という雪のように真っ白な犬を飼っており、周囲に「雪丸は言葉が話せて、お経まで唱えられる」と自慢するほど可愛がっていました。雪丸の死後は、雪丸が残した「達磨寺の北東に葬ってほしい」という遺言の通りに埋葬し、石工に命じて作らせた雪丸象を安置したと言われています。
大奥の孤独な生活を愛犬で癒していた『天璋院篤姫』
13代将軍・家定の正室として徳川に嫁ぎ、幕府崩壊時の大奥をまとめあげた立役者「篤姫」。彼女は、慣れない大奥生活の孤独感を慰めるために手に入れた狆に、「サクラ姫」と名前をつけて可愛がっていました。サクラ姫も篤姫に懐き、片時も離れなかったそうですが、夫の家定が犬嫌いだったため、泣く泣く手放したというエピソードも残っています。
犬友が増やせるSNS・ブログ・オフ会の活用方法
ここ数年、犬の飼い主さんたちの間で人気なのが、SNSやブログを通じて世界中の人たちと気軽にコミュニケーションをとること。今回は、人気のSNSユーザーやブロガーさんに聞いた、Instagramとオフ会で犬友を増やすための方法をご紹介します。
お気に入りのブログを見つけたり自分でブログを開設したりしてみよう
あまりSNSやインターネットに詳しくないという方は、まずは、ブログを閲覧するところから始めてみましょう。例えばネットで「犬(犬種名も可) ブログ」と検索してみると、誰かが作成した人気サイトが数多く見つかります。ブログ制作者が文章や写真で紹介している愛犬の様子を、雑誌感覚で眺めるだけでも楽しめますよ。
眺めているだけはつまらないという方は、アカウントを取得して、自分のブログに愛犬の写真や文章を投稿してみましょう。日頃の様子や個性的なクセ、芸などを紹介してみると、身近な感覚で楽しさを共有できますよ。
Instagramで楽しい一瞬を共有しよう
愛犬まるくんの写真をInstagramにアップし、220万人を超えるフォロワーを獲得した小野慎二郎さん。そんな小野さんはInstagramについて、写真の投稿がメインで言葉の壁がないため世界中のユーザーと気軽に交流をはかりやすいと話します。写真を投稿する際には同じ興味をもつ人が何度も見に来たくなるよう、アップする写真を犬のみに絞って見せ方を統一したり、見る人が退屈しないようアングルに変化をつけたりと、さまざまな工夫を行っているのだとか。
ブログからオフ会に?仮想空間から現実世界での交流へ
SNSやブログで交流したのちにネットを離れ、オフ会に参加して犬友を増やす方法もご紹介します。愛犬との暮らしをブログで紹介しながら自身もオフ会を主催する大瀧昭一郎さんによると、オフ会の楽しさは、普段接点のない幅広い年齢の人たちと、犬を通じた交流ができる点にあるのだそう。
さらに大瀧さんは、初めてオフ会に参加するときは勇気がいるけれど、その場にいるのは犬友をつくりたい方ばかりなので、思い切って「こんにちは」と声をかけてみることが大切だと話します。また、オフ会に出かけるときには、自分や愛犬の名前、ブログのURLやメールアドレスが記載された名刺を持参すると、話のきっかけをつくりやすくなるそうです。
その他、オフ会に参加する際に、デジカメを固定できるワンハンドストラップや三脚、トイレの後始末や霧吹き代わりに使う園芸用スプレーなども持っていくと便利ですよ。
犬好き・猫好きそれぞれの良さがある
動物が好きな人に悪い人はいないなどといわれるように、犬派と猫派にはそれぞれの良さがあります。今回紹介した内容を参考に、自分はどちらのタイプに近いのかを一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
参考/「いぬのきもち」16年2月号『スマホやパソコンで気軽にコミュニケーション SNSやブログで世界中の人とつながって 犬友100人つくってみよう!』
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/pigeon
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。