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犬に「ごほうび」って本当に必要? 飼い主さんの信頼関係にとっての意味は

愛犬のご褒美はどんな風に与えていますか?しつけの練習のときに「ほめてご褒美を与えるとうまくいくから」と、なんとなく与えている方も中にはいるかもしれませんね。そこで今回は、どうして?いつ?どうやって?など、ご褒美にまつわる基本をご紹介します。

どうしてご褒美は与えた方がいいの?

お利口にオスワリしている柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬はしつけの際に、ご褒美を与えられた方がやる気がアップし覚えも早くなります。無理強いをせず、犬も飼い主さんも楽しみながらしつけを行えるのは、お互いに大きなメリットになりますよ。言葉だけで褒める方法だとテクニックが必要なうえに、犬に伝わらないこともありますが、食べ物をご褒美としてもらえば犬もわかりやすいので、しつけが成功しやすくなるでしょう。
中には、「食べ物で釣っているみたいでちょっと・・・」という声もありますが、犬はご褒美をくれる飼い主さんをもっと好きになるので、信頼関係も発展していきます。食べ物を使わないしつけはできないことはありませんが、時間と手間ひまがすごくかかります。

ごほうびを与えるタイミング

お座りしているミニチュア・シュナウザー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんの指示通りにできた直後に、「イイコ」など褒め言葉をかけながらご褒美を与えるのがポイント。早く褒めることが重要なのは、犬が何に対して褒められたのかを理解しやすくするためです。
せっかく指示通りにできても、「おやつを忘れた!」と取りに行ってから与えるのではタイミングとしては遅く、犬は何に対してご褒美をもらえたのか理解できません。

さっそく実践!ご褒美はこんな風に与えてみよう!

なでられて喜ぶポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ご褒美は指示通りにできた直後に与えるのがポイントですが、実は、しつけを成功させるには「イイコ・ご褒美・なでる」の3つを同時に行うことが理想です。
ではここで、「オスワリ」「オイデ」の教え方とご褒美の与え方をご紹介しましょう。

オスワリを教える場合

1.おやつなどのご褒美を一粒握り、犬に匂いを嗅がせます。
2.手を愛犬の頭の上に持って行きます。すると愛犬は上を見るため、自然にお尻が下がり床につきます。
3.お尻が床についた瞬間を見逃さず、ついた直後に「イイコ」と言葉で褒めて、握っていたご褒美を与えたら、肩やほおをなでます。

オイデを教える場合

1.おやつなどのご褒美を一粒握り、犬に匂いを嗅がせます。
2.マッテと言って、目いっぱい離れます。
3.ご褒美を握った手を犬の目線の位置に下ろしながら「オイデ」と呼びます。
4.ギリギリまで来たらオスワリをさせます。お尻が床についたと同時に「イイコ」と言葉で褒めて、握っていたご褒美を与えてなでましょう。
5.最後は、ご褒美を持っていた手を自分のあごの下に持っていき、アイコンタクトをとったら「OK」と言って終了です。
しつけでは、「イイコ」「ご褒美」「ナデナデ」の3つを同時に行い、犬がどんなことで褒められているのか理解させることが大事です。そしてご褒美は、指示通りできた直後に与えるのがポイント。ご褒美用のフードやおやつなどは事前に用意しておき、手で握っている時も、終始見せないようにしましょう。その方がより指示を聞きやすくなりますよ。
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『愛犬がもっともっとイイコになる♪ごほうびの与え方ガイド』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 戸田美由紀先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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