愛犬と一緒のお出かけは楽しいですが、それぞれの場所にそれぞれのルールやマナーがあります。今回は、カフェやレストランで楽しく過ごすために、事前にできるしつけや準備について、しつけスクールの西川文二先生に教えていただきました。
「フセ」や「マッテ」を練習しておこう
カフェやレストランを利用する場合、犬をその場で長時間待たせることになります。そのため、フセの姿勢でマッテできることが必須です。自宅で飼い主さんが食事をするときや、公園のベンチなど、さまざまなシーンで練習をしておきましょう。
また、愛犬が待ちやすいように、日頃使っている愛犬用の敷物などを持っていくのもおすすめです。
お店に入る前に排泄をすませる
店内で粗相をしないよう、事前に迷惑にならない場所で排泄をさせておきます。店内での粗相が心配な場合は、入店前にマナーベルトやマナーパンツをはかせてもいいでしょう。
待たせているときもリードは放さない
愛犬用の敷物を持っていった場合は、足元に敷物を敷き、愛犬に「フセ」と「マッテ」を指示します。リードは足で踏み、行動を制限しましょう。中型や大型犬の場合は、万が一を考えて、足にリードを巻き付けておくのもいいでしょう。
お店によっては膝上で抱っこ可能な場合も。犬がより落ち着く方法で待たせるようにしましょう。
静かに待てたときはごほうびを
静かに待てているときには、ほめてごほうびをあげましょう。犬の目の前にフードを1粒おくと、フセの姿勢のまま食べられます。
1分間に5回を目安にほめてフードを与えることで、フセの姿勢をキープさせやすいでしょう。
愛犬と一緒にカフェやレストランで楽しく過ごせるように、飼い主さんも事前の準備をしっかりとしていきましょう。
※コロナ禍の影響によって各店舗でのマナーやルールは以前と異なる場合もありますので、事前にお店のホームページで確認したり、問い合わせをすることも必要です。
お話を伺った先生/西川文二先生(しつけスクール「Can!Do!Pet Dog School」代表)
参考/「いぬのきもち」2018年1月号『12回で基本をすべてマスターできる! はじめてしつけコンプリートドリルvol.11 車の乗せ方・お出かけ』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。