愛犬がゴハンを食べないと心配になりますよね。実は「愛犬がゴハンを食べない」というお悩みを抱えている飼い主さんは意外と多いそうです。そこで今回は、考えられる4つの原因別に、愛犬がゴハンを食べないときの対処法をご紹介します。
①「警戒心」でゴハンを食べない
ドッグフードは「子犬期」「成犬期」「シニア犬期」と、愛犬のライフステージに合ったものを与えるのが基本です。ただ、子犬用ドッグフードから成犬用ドッグフードの替えのタイミングなどで、ドッグフードの違いに警戒して食べなくなる犬もいます。
この場合は、1週間くらいかけて徐々に新しいフードの量を増やすなど工夫し、愛犬の警戒心を解いてあげることが大切ですよ。
② 「ストレス」でゴハンを食べない
引っ越しなどによる環境の変化や運動不足など、犬は何らかのストレスを感じると食欲が落ちることがあります。この場合は、ストレスの原因を探って、それを取り除いてあげることが根本的な解決方法です。
ただし、状況によってはいつものドッグフードに食欲が増すようなトッピングをして、愛犬の様子を見てみるのもよい方法でしょう。
③ 「濃い味を知って」ゴハンを食べない
「おやつは食べるのにゴハンは食べない」という場合は、愛犬が“ワガママ”になっているかもしれません。犬におやつや味付けの濃い人の食べ物などをたくさん与えていると、主食であるドッグフードを食べなくなることがあります。
この場合はいずれお腹がすくので、ゴハンを与えてから1~2時間程度経過しても食べないときは下げましょう。そして、次のゴハンの時間まで何も与えないようするのがポイントです。また、これまで食べていたものを与え続けることで、元の食生活に戻ることが期待できます。まずは根気よく同じものを与えてみましょう。
④「加齢」によってゴハンを食べない
犬は年齢を重ねると運動量が減り、消化吸収能力も衰えるため食欲が落ちることがあります。そのため、愛犬が7才以上のシニアの場合は、食べる量が多少減っても大きな問題がないことが多いようです。
ただし、食欲の低下を「ただの老化現象」と甘く見るのはNG。シニアになると、犬は病気にかかりやすくなります。フードを一切食べないなど食生活に大きな変化があった場合は、病気も疑ってみましょう。
こんな病気に注意!
ちなみに、食欲が低下する病気としては、肝臓やすい臓、腎臓などの内臓疾患が考えられ、嘔吐や下痢などの症状が見られることも。また、食べるのをためらったり、食べにくそうにしたりしているのなら、歯周病や口腔内腫瘍などの病気が原因かもしれません。
どちらの場合も、早期に治療することが大切なので、すぐに動物病院を受診しましょう。
このように犬がゴハンを食べなくなる原因には、大きな心配がいらないものもあります。しかし、愛犬に何か気になる様子が見られる場合は、なるべく早く動物病院を受診するようにしてくださいね!
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【犬の年代別に解説】愛犬がご飯を食べない原因と対処法とは?』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。