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予兆に気づいてあげたい、犬が亡くなる前に見せる体や行動の変化・異変

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愛犬の死は、飼い主さんにとってつらく悲しいもの。犬が亡くなる前に、なにか「予兆」があるのであれば、飼い主さんとしては知っておきたいですよね。

今回は「犬が亡くなる前に見せる行動の傾向」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

犬が亡くなる前に見せる、体の変化や行動の異変

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亡くなる原因にもよりますが、犬が亡くなる前に見せる変化としては以下のようなものがあります。

□食欲が落ちる、もしくは廃絶

□食欲低下に伴う尿量の低下

□寝ている時間が多くなる


また、「死の間際」には、以下のようなことが見られることも。

□意識レベルの低下(強い刺激には反応するが、反応が少なくなる・もしくは反応しない)

□呼吸が不規則となる(浅い呼吸、短時間の呼吸停止、深く速い呼吸)

□けいれんのように手足をバタつかせる

□下痢をする


こうした変化が見られることがありますが、これには亡くなる原因や個体差があります。

必ずしもこのような変化に当てはまらないことがありますし、このような予兆がまったく見られずに、あるとき突然亡くなってしまう場合も。

弱ってきた愛犬に対して、飼い主さんが家でできること

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愛犬に異変が見られ弱ってきたときに、飼い主さんがお家でできるケア方法をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

床ずれ防止

床ずれの防止として、とくに大型犬などは体位をこまめに変えてあげるようにしましょう。

水分補給

亡くなる前の犬は、食事や水分を拒否することがあります。

水分がきちんと飲み込めるのならスポイトで水分を与えたり、コットンなどに水を含ませて、歯肉など口をぬぐって軽く湿らせてあげるとよいでしょう。

気持ちを落ち着かせてあげる

意識が遠のいて飼い主さんの声にほとんど反応しない場合でも、ちゃんと耳は聞こえています。

いつものように愛犬に優しく触れてあげたり声をかけてあげることで、愛犬の気持ちを落ち着かせてあげることができます。

これらのケア方法は愛犬の状態にもよりますので、獣医師と相談すると安心でしょう。

いざ、愛犬の死に直面したとき…

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どんなに愛犬がいま元気だったとしても、動物には寿命があり、いずれ動物には亡くなるときがきます。

愛犬が亡くなる可能性がある場合、もしくはいまはそうでなかったとしても、「いざ死に直面したときにどうしてあげたらよいか、どのように看取ってあげたらよいのか」を家族で話し合っておくべきです。

たとえば、最期のときまで動物病院にお任せするのか、家で看取るのかなども、事前に話して決めておきたいですね。

「愛犬の看取り方」を決めてあげられるのは、飼い主さんだけ

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愛犬の看取り方を決めてあげることができるのは、いつも近くにいる飼い主さんです。

また、多くの方は愛犬の死の間際に起こりうる変化を見る機会が少ないです。そのため、死の間際に起こりうることを少しでも理解しておくと、愛犬が亡くなりそうになったときに落ち着いて対応ができますし、覚悟もできます。

愛犬の状態をよく知っている獣医師とも、お家でのケア方法はよく話し合っておくとよいでしょう。

愛犬の病気にいち早く気づけるように

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愛犬の病気にいち早く気づくことができるようにするには、やはり定期的な健康診断を受けることがよいと思います。

また、いつもとは違う変化を見逃さないようにし、おかしいと思ったら動物病院を受診することです。

そして愛犬にたくさんの愛情を注いであげて、愛犬と一緒に生活する日々を大切に過ごしてください。

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犬を飼っていると、必ず「お別れのとき」はやってきます。

愛犬の最期のときをしっかりと見届けられるように、飼い主さんはいまのうちから覚悟を持っておくことも大切ですね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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