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【獣医師が解説】「多頭飼い」に向いている犬種や組み合わせ

愛犬と過ごすうちに「仲間が増えたらもっと幸せになれるかも!」と、多頭飼いを考える方は少なくないでしょう。しかし、安易に新しい犬を迎えてしまうと「何かが違う…」という結果になりかねません。多頭飼いに向いている犬種や性別、年齢差を解説します。

犬の相性|仲良しな関係とは

好きなお友達
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬には本来、“群れをつくる”という意識がありますが、人と暮らす犬は、犬同士で群れる行為よりも“人との結びつき”を重要視する傾向があります。
犬は他者と一定の距離「社会空間行動(パーソナルディスタンス)」を保って過ごしたいという気持ちがあります。そのため、いつでも仲睦まじい様子でなくても、犬同士が警戒心を抱かず、問題行動を起こさないなら十分「仲良しな関係」といっていいでしょう。

多頭飼いに向いている犬種

まだまだお水に入ります
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
フレンドリーに接することができる犬は、多頭飼いに向いているといえます。一般的にラブラドール系などの洋犬は、この性質が備わっていることが多いようです。もちろん個体差があるので、飼い主さんがその子の性質を見極める必要がありますが、基本的なしつけができていれば多頭飼いに向いているでしょう。
反対に、縄張り意識が強い原始的な犬種は、「仲良しな関係」を築くのは難しい傾向にあり、多頭飼いには向いていないこともあるようです。

異性同士のほうが多頭飼いはうまくいく

いつも仲良くお出迎え
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬同士の相性は、性別と密接な関係があるといわれています。例えばオスが2頭いた場合、お互いに男性ホルモンの影響で縄張り意識が強くなり、警戒心から問題行動に発展してしまうケースも。同じようにメス同士でも排他的になる場合があるので、多頭飼いを初めて考えるときには、オスとメスの組み合わせを選ぶ方がいいでしょう。その場合には、去勢済のオスとメスの組み合わせが安全です。

年齢は3~4才差が理想的

お隣のハナ姉さん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬同士の年齢差は3~4才差が理想的です。7才以上年が離れてしまうと、活動量や運動量が大きく異なるため、犬同士がストレスを感じてしまうケースが。反対に年が近いと、シニアになったときの介護や別れの時期が重なることが考えられます。

犬同士の性格も重要

手を繋ごう
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
多頭飼いを考える場合は、まず先住犬の性格を考えましょう。穏やかでおっとりした性格の犬は、やんちゃなタイプの犬を持て余してストレスを感じるかもしれません。先住犬と同じような穏やかな性格の犬を新しく迎えたほうが、多頭飼いはうまくいきやすいでしょう。
先住犬が好奇心旺盛で活発なタイプの場合は、新しく迎える犬が遊び好きな性格でも多頭飼いは成功しやすい傾向に。新しく迎える犬が内気な性格でも、先住犬が大らかに歩み寄れれば、楽しい生活を築き上げることができます。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「【獣医師が解説】犬を多頭飼いするには?知っておくべきメリット・デメリットと誤解や注意点」

多頭飼いを始める場合は、いきなり新しい犬を迎えるのではなく、先住犬と何度か顔合わせをしておくと相性の確認ができるでしょう。犬同士のストレスがない多頭飼いを目指してください。
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師が解説】犬を多頭飼いするには?知っておくべきメリット・デメリットと誤解や注意点』(監修:SHIBUYAフレンズ動物病院院長 滝田雄磨先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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