愛犬を人年齢に換算すると何歳なのか、はっきりと理解している飼い主さんは意外と少ないのではないでしょうか?きちんと計算してみると、実は自分よりも年上だったなんてことも……。
今回は、犬の人年齢換算方法や何才からシニア犬になるのかなど、愛犬の年齢について解説します。
あっという間に大人!0〜9カ月までの人年齢換算は0〜16歳
犬は人間より早く歳をとることはよく知られていますが、実際にはどれくらいのスピード差があるのでしょうか?
愛犬の人年齢換算0〜9カ月
- 2カ月=人年齢の2〜3歳(イヤイヤ期)
- 3カ月=人年齢の4~5歳(幼稚園・保育園の年中・年長)
- 4カ月=人年齢の6~8歳(小学校低学年)
- 5カ月=人年齢の9~10歳(小学校中学年)
- 6〜8カ月=人年齢の11~13歳(小学校高学年〜中学1年生)
- 9カ月=人年齢の14~16歳(中学2年生〜高校生)
上記を鑑みると、子犬は目まぐるしいほどに成長しているのがわかります。具体的に人年齢に当てはめてみると、生まれてから1年も経たないうちに高校生の年齢にまで達しているのです。
1才から成犬に!小型犬・中型犬と大型犬の計算方法の違い
犬は、1才を過ぎたころから成犬といわれるようになります。そして、同じころから小型犬・中型犬と大型犬の人年齢の換算方法も変わってきます。
小型犬・中型犬の場合
小型犬と中型犬は、1才を迎えた時点で人年齢に換算すると17〜18才ほどといわれています。早い人だとすでに社会人に差しかかる年齢なのです。
1才以降の小型犬・中型犬の人年齢換算計算式は以下のとおりです。
【(犬の年齢+4)×4=人年齢】
(例)5才の小型犬の場合・・・(5+4)×4=36歳
大型犬の場合
実は大型犬は、小型犬・中型犬とは違い、1才を迎えた時点ではまだ12才ほどの人年齢に相当します。しかし、成長スピードのはやい大型犬は、4才を超えるころから徐々に小型犬・中型犬の年齢を追い越していくことになるのです。その違いは、人年齢換算計算式にあります。
1才以降の大型犬の人年齢換算計算式は以下のとおりです。
【12+(犬の年齢‐1)×7=人年齢】
(例)5才の大型犬の場合・・・12+(5−1)×7=40歳
シニア犬とは何才からを指すの?
おもに、シニア犬と呼ばれる年齢は7才くらいからといわれています。人年齢に換算すると、小型犬・中型犬は44歳、大型犬では54歳です。人間の年齢としてはまだまだ現役かもしれませんが、1年後の8才になると、小型犬・中型犬は48歳、大型犬では61歳と、実際に計算してみると人との成長スピードの違いを感じるのではないでしょうか。そのため、まだ7才と思わずに、小さな体や気持ちの変化を日々感じ取ってあげることが大切なのです。
なんとなくわかっていたつもりでも、具体的に愛犬を人年齢に換算してみると、「意外と年上だった!」なんてこともあるのではないでしょうか。歳を重ねるごとに体の変化があるのは、人も犬も同じです。できるだけ近い感覚で寄り添ってあげられるといいですね。
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【年齢換算早見表あり】犬の年齢について解説~人に例えると何歳?』(監修:SHIBUYAフレンズ動物病院 院長 滝田雄磨先生)
文/takemori.m
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。