犬と暮らす
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【獣医師監修】犬のため息にはどんな理由があるの?ため息をつきやすい犬種も
犬がため息をつく理由とその時のしぐさ
犬のため息には理由があったり、感情表現をしていることもあるので、ため息から犬の気持ちを読み取ることができます。しかし、犬は体調不良の時にもため息をつくので、具合が悪いのかを見分けることが必要です。
リラックスしているため息
満足しているため息
このような日常でみられるため息は、リラックスしていたり、満足していたり、十分にニオイを嗅ぐための準備として行っているので心配はなく、ため息をつきたいだけつかせてあげましょう。
不満やストレスを感じているため息
愛犬がこのようなため息と体を使ったボディランゲージを頻繁に行っていたら、普段、散歩や運動、コミュニケーションは十分であるか?犬が安心して休める時間や環境は整っているか?などを振り返ってみてください。お留守番が多い、しっかりお散歩に行けていないなど、愛犬の毎日の生活環境や飼い主さんとの関係が原因となっているのであれば、犬のストレスを減らす努力をしましょう。
犬のからだに不調がある
疲れの原因がわかる時は、犬の体調を優先して静かに休ませてあげることも大切です。犬の体調が良くない場合は、何らかの病気が隠れている可能性もあるので、できるだけ早く動物病院を受診することをおすすめします。
注意すべきため息の原因と対処法
呼吸しにくいため息
通常は、犬が激しく運動をした時、暑さを感じた時に、開口呼吸を行うことがありますが、熱中症などで体温が上がった時、体のどこかに痛みを感じている時にも開口呼吸をすることがあるので注意が必要です。
また、僧帽弁閉鎖不全症などの心臓の病気や、肺炎、気管虚脱といった呼吸器系の病気が進行すると開口呼吸を行うため、ため息なのか、呼吸に異常があるのか、日頃からよく観察しておくと異変に早く気がつくことができます。
呼吸器の病気や熱中症は、重症化すると命の危険に関わるので、血中の酸素不足で起こるチアノーゼになっていないか、歯茎や舌の色を確認し、もし青色や紫色であった場合は、速やかに獣医師の診察を受けてください。
ため息ばかりついている
犬ががっかりした時や退屈で寂しい思いをしている時、ストレスを感じている時、例えば、散歩の時間であるのに散歩に行けない、期待していたおやつがもらえないといった時に、犬がため息をつくことがあります。
見分けるのは難しいかもしれませんが、リラックスしている時と同じような姿勢でため息をつくことが多く、少し寂しそうな眼をしていること、上目遣いで飼い主さんの顔を見つめていることなどから判断することができます。
もし、犬がストレスなどの感情でため息をついているのであれば、優しく声かけを行ってあげることをおすすめします。その他にも、いつもと違うコースのお散歩に行って新しい刺激を与えたり、おもちゃを使って普段よりも多く遊んであげるなど、飼い主さんが愛犬と積極的なコミュニケーションをとるようにしましょう。
ため息とともに寝てばかりいる
ため息をつきやすい犬種
また、短頭種は、鼻、のど、気管など、空気の通り道の様々なところに問題が出やすい傾向があり、これらが複雑に絡み合うと、開口呼吸だけではなく、運動を嫌がる、イビキ、チアノーゼ、失神といった様々な呼吸器の症状が出てくることもあります。
鼻息との違いについて
犬がため息をついた時にどんな気持ちでいるのか、表情や前後の状況から判断することができるかもしれません。満足やリラックスしているため息なのか、ストレスを感じているため息なのか、具合が悪いのか、ため息をつく理由がわかれば、愛犬との絆も一層強くなるでしょう。
犬がため息をついていたら
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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