犬と暮らす
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【獣医師監修】子犬がごはんを食べるときになぜか“逆立ち”する理由とは
今回は、「いぬのきもち獣医師相談室」の先生に、犬が逆立ちをしながらご飯を食べる理由についてお聞きしました!
犬が逆立ちをしながらご飯食べる理由とは?
獣医師:
「犬がご飯を食べるときに逆立ち状態になるのは、ほとんどの場合、子犬に見られる現象です。これは、子犬の頭が体に対して大きく重いために起こると考えられています。また、ご飯を食べることに夢中で、下半身にまで気が回っていないことや、フードボウルのサイズが大きく、深く前傾姿勢を取らなければならないことなども原因といえるでしょう」
――成犬では見られないということでしょうか?
獣医師:
「成犬になると体も重くなりますので、一般的には見られなくなります。ただ、成犬でも逆立ちをしてマーキングをする犬もいますので、逆立ち自体ができないわけではないようです」
ご飯中に逆立ち姿勢になってしまったら?
獣医師:
「ご飯中に逆立ちをしてしまうのは、子犬の頭の重さの問題が大きいので、無理にやめさせる必要はありません。ただ、どうしても気になるようであれば、大きくて平たいフードボウルを使っている場合は、小さめのものに変更してみるとよいでしょう。また、愛犬が前傾姿勢にならないように、フードボウルを少し高くしてあげるのもよい方法です」
そのほか、食事中のしぐさや行動で注意したいことは?
獣医師:
「犬は一度に大量の食べ物を食べる習性があるため、早食いをしてしまいがちです。早食いをすると吐いてしまうだけではなく、胃拡張や胃捻転を引きおこすことも。これらは大型犬がなりやすいといわれているので、大型犬の飼い主さんは特に注意が必要です」
――早食い防止のために、飼い主さんができることとは?
獣医師:
「なるべく早食いをさせないようにするには、ドッグフードを小分けにして与えてみるとよいでしょう。また、早食い防止用のフードボウルを使用するのも有効かもしれません」
――ありがとうございました!
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/hasebe
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