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「長生きする犬」の傾向ってあるの? 犬の「寿命」について獣医師が解説

大切な家族の一員である愛犬。愛犬には、元気で長生きしてもらいたいと願う飼い主さんは多いでしょう。

そこでこの記事では、長生きする犬の傾向について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

一般的に、長生きする犬には共通点があるの?

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体重5~10kgの小型犬の平均寿命が14.2才で、ほかの体重のグループよりも長生きする傾向があることがわかっています。(参考:アニコム損保保険株式会社)

また、命に関わる遺伝的な病気がないことも、長生きするための重要なポイントになります。

しかしながら、個体差もあり、共通点というよりは「長生きする傾向がある」という程度にとどまるでしょう。

愛犬に長生きしてもらうために、飼い主さんが日頃からできることは?

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愛犬に長生きしてもらうために、飼い主さんが日頃からできることの具体例は以下の通りです。
  • 食事が体を作るため、質のいいごはんを適量与えること

  • ワクチン接種、避妊・去勢手術を行い、予防できる病気は予防しておくこと

  • 心身の健康を保つためにお散歩をすること

  • ささいなことでも相談できるよう、かかりつけの病院と信頼関係を築いておくこと

  • 正しい情報を得ること


などといったことが挙げられます。

しかし、これらはあくまでも「長生きできるチャンスが与えられる」程度だと考えてください。長生きするための絶対条件ではありません。

犬の寿命について、飼い主さんが理解しておくべきこと

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小型犬は10才頃、中型犬は9才頃、大型犬は8才頃からシニア期に入り、体の衰えや病気も増えてきます。

残念ながら若くして病気になることや、遺伝が関与していると疑われる病気が成犬、シニアになってから現れることも。

平均寿命はあくまでも「目安」であり、必ずしもご自身の愛犬に当てはまるわけではないのです。

愛犬と一緒の日々を大切に過ごそう

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大切な愛犬の長生きを望むことは当然のことですが、「何かをしたから長生きする、しなかったから長生きしない」ということでもありません。人と同様、長生きするための条件は存在しないのです。

愛犬との別れは必ず来ます。その日が寿命であり、愛犬なりに長生きし、幸せだったと信じましょう。

命は永遠ではないこと、限りがあることを理解し、愛犬と一緒の日々を大切に過ごしてもらえたらと思います。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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