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犬の興奮、いいものとダメなものがあるって知ってた?見極めか方は
子犬の興奮、放っておいて大丈夫?
犬の興奮は「周囲に迷惑でないか」「飼い主さんに負担でないか」「犬自身にとって負担でないか」の3点から考えることが大切です。いずれかに負担がかかるような興奮は、「やめさせたほうがいい興奮」といえるでしょう。逆にそれ以外の興奮は、ストレス発信にもなるので見守ってOKです。
今回は、やめさせたほうがいい興奮とやめさせなくていい興奮の違いを具体的に見ていきましょう。
やめさせたほうがいい興奮
飛びつきグセがあると、子どもやお年寄りを転倒させるなど思わぬ事故になることがあるので中・大型犬はとくに注意が必要です。愛犬の骨や関節にも負担になります。
飼い主さんの指示を聞き入れられないほど興奮して走り回っていると、予期せぬほうへ行ってしまい、まわりの人や愛犬自身に危険が及ぶこともあります。
吠えが激しかったり、夜遅い時間に吠えたりすると近隣の迷惑に。また、踏んばって激しく吠え続けると、愛犬の腰に負担がかかります。
勢いよく突進すると、リードを持つ飼い主さんが転倒したり、交通事故にあう危険性があります。相手の人や犬を怖がらせてしまうこともあります。
興奮して後ろ足で立ってタテにジャンプすることは、愛犬の足や関節の大きな負担になります。繰り返しているうちに骨や関節の病気の原因になります。
やめさせなくていい興奮
子犬によく見られる、パワーを発散させるための興奮ですが、飼い主さんの指示で走りやめることができるようなら問題ありません。
しっぽを振るくらいなら、やめさせなくてもいい興奮です。徐々に興奮しすぎないか様子を見ながら、興奮がおさまるのを待ちましょう。
数回吠えて吠えやむようなら、やめさせなくても大丈夫。ただ、飼い主さんにおねだりして吠えないようにして。
興奮して飼い主さんのほうへ走り寄ってくることがありますが、激しく吠えたり飛びついたりしなければ、問題ありません。
いかがでしょうか。やめさせたほうがいい興奮とやめさせなくていい興奮の違い、なんとなくわかりましたでしょうか。迷ったときは、「周囲」「飼い主さん」「犬自身」にとって負担でないかを基準に判断してください。
参考/「いぬのきもち」2017年1月号『子犬の興奮を止める秘伝しつけ5』(監修:荒井隆嘉先生 犬のしつけ教室DOGLY代表)
文/犬神マツコ
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