犬も乗り物酔いをする！愛犬が快適にドライブするための注意点

この時期は旅行や帰省などで、犬と一緒にドライブをする機会が増えるのではないでしょうか。しかし、車などの乗り物に乗ることは、犬にとってストレスの一因になります。そこで今回は、快適なドライブをするために覚えておきたいポイントをご紹介します。

快適なドライブのために知っておこう

いぬのきもちフェスタで写真撮影するMIXのポットくん — いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬も乗り物酔いをする

実は、犬も乗り物酔いをしてしまうことがあります。「ヨダレを大量に垂らす」「ハアハアと呼吸が速くなる」「吐く」などが、乗り物酔いのサインです。ドライブの際には、このサインが出ていないかチェックしてあげましょう。

車に乗るときはクレートに入れる

犬を車に乗せる場合は、必ずクレートに入れて固定した状態で乗せてください。万が一の事態が起こったときにクレートが命綱になるからです。そのような事態が起こらないことが一番ですが、備えあればうれいなしですね。

まずは車に慣れさせよう

ドライブ中に眠ってしまったMIXのモコちゃん — いぬのきもち投稿写真ギャラリー

停車した車の中で

いきなりドライブに挑戦して乗り物酔いをしてしまうと、犬が車を苦手になってしまうこともあります。まずは、車に慣れさせることから始めましょう。エンジンを止めた車の中に、クレートを固定した状態で5分くらい落ち着いて乗っていられたら、第一段階は突破です！もし、乗り物酔いのサインが出たら、吐く前に車から降ろしてあげてください。

車に乗せただけで酔う場合

車内で遊んだり、ごはんやおやつを与えたりして、車に乗るイコールいいことがあると教えると、苦手意識がなくなり酔いにくくなります。それでも酔う場合は、動物病院に相談してみましょう。お薬を処方してもらえることもあります。

エンジンをかけた車の中で

停車した車の中で酔わなくなったら、次はエンジンだけをかけてみます。まだ車は動かさないでくださいね。こちらも5分間くらい様子を見て、落ち着いて乗っていられたらOKです。乗り物酔いのサインが出たら、吐く前に車から降ろしてあげましょう。その場合は、おもちゃで遊ぶところからやり直しです。

いざドライブへ

お試しドライブ

実際に、車を動かします。短いドライブから始めて、徐々に距離を延ばしましょう。乗り物酔いのサインにも注意してあげてくださいね。またドライブ直前には、ごはんを与えないようにしましょう。おなかの中に未消化の食べ物がたくさん残っていると酔いやすくなります。練習時は、食後3時間くらい空けることをおすすめします。

ドキドキの本番ドライブ

車に慣れさせても、ドライブ中は乗り物酔いのサインに気をつけましょう。もし、乗り物酔いのサインが出たら、車の外に出てリフレッシュします。酔っていなくても定期的に休憩をとってあげるといいですね。急ブレーキや急ハンドルはNG！安全面からも乗り物酔い予防においても避けたい行為です。

ドライブ中はクレートから出さないで

「長時間クレートの中はかわいそう」と、外に出したくなるかもしれませんが、ドライブ中には絶対にクレートから出さないでください。危険です！万が一の際に、全身を強打したり車外に投げ出されたりする危険性もあります。

休憩時やドライブの後は

休憩時やドライブの後には、水を飲ませたり排泄をさせたりしましょう。また、ドライブにいい印象を持ってもらうために、公園などで遊ばせてリフレッシュするといいですね。ドライブをすればいいことがあるとインプットすれば、さらにドライブに慣れてくれますよ！

このように、徐々に車に慣れさせていくと楽しいドライブができるようになります。旅行や帰省にも一緒に連れて行くことが可能に。いろいろな場所に出掛けることは、犬にとってもよい刺激になります。ルールを守って、安全な楽しいドライブにしましょう！

参考／「いぬのきもち」2018年1月号『はじめてしつけコンプリートドリルvol.11　車の乗せ方・お出かけ』（監修：しつけスクール「Can！Do！Pet Dog School」代表西川文二先生）
文／gyo
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。