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愛犬がほかの犬に噛まれたら?知っておきたいとっさの対応
もし、愛犬が他の犬に噛まれてケガをしてしまったらどうしますか?注意していても犬同士のトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。今回は、事故が起こった時の飼い主さんの対処方法と未然にトラブルを予防する方法についてご紹介します。
もし愛犬が他の犬に噛まれてしまったら
お散歩中やドッグラン、ドッグカフェなどのお出かけ先で犬同士のトラブルに巻き込まれて、愛犬が噛まれてしまう可能性は絶対ない!とは言い切れません。
もし愛犬が噛まれてしまったら、まずは飼い主さんが落ち着いて、冷静に対処しましょう。
まずは噛まれた愛犬のからだをチェック!
愛犬が他の犬に噛まれたら、突然の出来事にびっくりしてしまうことでしょう。もし犬がフリーの状態なら、大きな声を出さずに、静かに愛犬のリードをつなぎ、犬が逃げないようにします。
そして、噛まれた傷の状態を確認してください。傷口が汚れていると雑菌が入って化膿する恐れがあるので、軽い傷であれば水道の流水で傷口を洗い流します。
出血が止まらない場合は、ガーゼを当てて止血してから病院へ向かいましょう。傷が広くて深い、出血量が多い、愛犬の状態が悪い場合は、患部をおさえて急いで動物病院を受診してください。
犬を落ち着かせることも大切
普段はおとなしくて抱っこが好きな犬でも、噛まれた痛みや自分を守るために突然興奮して暴れたり、噛みついてきたり、錯乱状態になる可能性もあるので、愛犬が落ち着ける状態で動物病院まで連れて行きましょう。
緊急事態の際にもスムーズに動物病院に愛犬を運ぶために、日頃からクレートに入れるようにしつけておくことも大切です。
軽い傷でも深い傷でも診察を受けましょう
傷口が小さく問題ないようにみえても、思ったよりも歯が深くまで刺さっていて、後から化膿したり、重症化することもあるので、念のため動物病院は受診しておいた方がよいでしょう。
噛んだ犬の飼い主さんとの連絡や手続き
まずは、犬の状態の確認が第一ですが、噛んだ相手の飼い主さんの連絡先を必ず確認することと、早めに保健所に連絡を入れることも忘れないようにしましょう。
トラブルに巻き込まれないための予防と万一に備えて
犬同士のトラブルに巻き込まれない予防策としては、雄犬の場合は去勢手術を受けることで攻撃性や発情中の雌犬への興味を抑えられる可能性があります。
基本は、愛犬のしつけをしておくこと、ノーリードにしないこと、離れている犬に近づかないことです。愛犬がケンカに巻き込まれやすい場合は、外に出る際はダブルリードで愛犬の脱走を防ぐこともトラブルの予防となります。
他にもかかりつけの動物病院の連絡先や休診日、夜間や休日でも受診できる動物病院を調べておくと安心です。
旅行に行く際には、旅先近くの動物病院を調べておきましょう。万一に備えて、愛犬用の応急手当ができるようにガーゼや包帯などを入れた救急箱を常備しておくとさらに安心です。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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