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予防したい犬の病気【耳の病気】1
予防したい犬の病気【耳の病気】1
「外耳炎」がさまざまな耳の病気を引き起こす!
そのなかでもとくに発症率が高いのが「外耳炎」です。
細菌や寄生虫の感染、アレルギーなどが原因で耳の中に炎症が起き、さまざまな耳の病気のきっかけにもなります。
外耳炎に気づかず放置し、慢性化すると耳の奥まで炎症が広がってしまい、「中耳炎」や「内耳炎」になってしまうことも。
炎症を繰り返すと皮膚が厚くなって耳道が狭くなる「耳道狭窄(じどうきょうさく)」になり、より炎症を起こしやすくなるという悪循環にも陥りがちです。
また、かゆみによって犬が耳をかいたり頭を振ったりすることで耳介に血液がたまり、固くふくらんだ状態になる「耳血腫(じけっしゅ)」を併発することもあります。
夏場のシャンプーや水遊びが、炎症を悪化させることも!
その結果細菌や寄生虫が増殖しやすくなり、「アレルギー性皮膚炎」や「アトピー」などと併発するケースも多く見られます。
また、お出かけや野外でのレジャーが増えると、体についたノミや寄生虫のほか、草木などが耳に擦れた傷が外耳炎の原因になることも。
水遊びをしたあと、乾かさず耳が濡れたままにしたり、シャンプー液が耳の中に入ったりすることも耳の中で炎症が起きる原因になりうるので、この時季はとくに注意しましょう。
耳の中に“できもの”があれば早めに受診を
出典:「いぬのきもち」2017年7月号『データで解析! 今月の予防したい犬の病気』
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