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犬も花粉症ってあるの? 花粉症の飼い主さんの注意点も

犬も人と同じように「花粉症」になることがわかっています。しかし、その症状は人の花粉症の症状とは異なるようです。
ここでは、犬の花粉症の症状や注意点、対策についてご紹介します。愛犬が花粉症に悩まされることがないよう、しっかりと対策をとりましょう!

犬の花粉症ってどんな症状?

プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の花粉症の場合、人のように鼻水やくしゃみなどの症状が出ることはめずらしく、花粉のアレルギーによって皮膚に炎症がおこることがほとんどです。

春先に以下のような症状が出る場合は、愛犬の花粉症を疑ってみてもよいかもしれません。

犬の花粉症の主な症状

  • 皮膚(特に顔・目の周り)のかゆみ、赤み、湿疹、脱毛
  • 外耳炎
  • 趾間(しかん)皮膚炎
  • くしゃみ、鼻水、涙など

花粉症になりやすい犬

どの犬種でも花粉症になりますが、皮膚にアレルギー症状が出るケースが多いことから、アレルギー性皮膚炎になりやすい犬種は要注意です。柴やシー・ズーなどは、特に注意したい犬種といえるでしょう。

花粉以外のアレルゲンにも注意しよう!

ボーダー・コリー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
春先の花粉が多い時期には、花粉以外のアレルゲンにも触れさせないように注意してあげましょう。
また、アレルギー症状が気になる場合は、血液検査をして、花粉やハウスダスト、ダニ、ノミなど、愛犬がどのようなものに対してアレルギーをもっているのか、把握しておくことも大切です。

そのほか、腸内環境を整えるとアレルギー症状が緩和されることがあるので、乳酸菌サプリメントなどを取り入れてみるのも、ひとつの手かもしれませんね。

花粉症の飼い主さんは愛犬の散歩に注意

柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ライオン商事が実施した調査によると(※)、スギ花粉の飛散時期に30分~1時間の散歩をした後、犬の体に付着した花粉の数を測定したところ、足裏はもちろん、頭や背中、お腹側の毛にもたくさんの花粉が付着していることが明らかになりました。

つまりこれは、散歩後にしっかりとお手入れをしないと、犬が花粉を自宅に持ち込んでしまう可能性があるということ。飼い主さんが花粉症の場合は、特に対策が必要でしょう。

※白井秀治(東京アレルギー・呼吸器疾患研究所)、ライオン商事株式会社らによる「第14回日本獣医内科アカデミー学術大会」(2018年2月)報告
犬に付着する花粉についてのグラフ
東京都と神奈川県で飼育されている室内犬5匹に花粉回収用バッジを取り付け、スギ花粉の飛散時期(2017年4月~5月)に30分~1時間の散歩を行い、その後バッジに付いた花粉の付着数を顕微鏡で測定。
Lidea

犬の花粉症対策とは?

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
関東都市部の場合、花粉はお昼(11時~14時)と夕方(17時~19時)に多く飛散するため、朝方に散歩に出たり、表面に凸凹の少ない洋服を着せ、こまめに洗濯してあげるなどして、体に付着する花粉の量を減らす工夫をしてみましょう。

また、草むらをさけて散歩し、帰宅後は手足だけでなく、濡れたタオルで全身をふいてあげるのもよい方法です。

参照記事:Lidea「花粉を家に持ち込まないための犬のお散歩対策」

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/ハセベサチコ
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