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犬の腫瘍 最新事情

犬の腫瘍 最新事情

愛犬との暮らしをもっと楽しむ『いぬのきもち』2016年12月号『犬の腫瘍最新事情』特集では、腫瘍の研究や治療法などの最新事情を交えて、犬の腫瘍について紹介しています。
この中から今回は、犬の腫瘍の基礎知識と、犬がなりやすい腫瘍の一部をご紹介します。

そもそも「腫瘍=がん」?

⇒腫瘍には良性と悪性があり、「がん」は悪性腫瘍の総称です

「腫瘍」とは細胞がなんらかの原因で異常に増殖し、かたまりになったもののことをいいます。
腫瘍は、転移することがほぼない「良性腫瘍」と、周囲の正常組織を巻き込んで急速に増殖し転移する「悪性腫瘍」(=がん)に分けられます。
悪性腫瘍には「癌」や「肉腫」のほか、「リンパ腫」や「肥満細胞腫」などが挙げられます。

悪性腫瘍と良性腫瘍の見分け方は?

⇒見た目だけでは腫瘍のよしあしを判断できません

腫瘍の一部を採取して顕微鏡などでくわしく調べないと、正確には腫瘍の良性・悪性を判定できません。
ときには獣医師ですら、皮膚にできた悪性腫瘍を「炎症かも?」と誤診することがあるくらいですから、見た目で勝手に判断するのは危険です。
できものを見つけたら、患部を強く触ったりせず、獣医師に相談しましょう。
目のわき近くにできた基底細胞腫(きていさいぼうしゅ)の例(矢印)。
赤く飛び出しているので一見すると悪性のようですが、じつは良性の腫瘍。このように腫瘍は、見た目だけでは判断できません

犬がなりやすい腫瘍「肥満細胞腫」

⇒頭のてっぺんからしっぽの先、体内にもできる腫瘍

「偉大なる詐欺師」という別名がある腫瘍で、いぼ状のものや皮膚炎のようなものなど、色や大きさ、形などが一様ではなく、見た目だけでは決して判断できない腫瘍です。
消化管などにできることもあり、3~4才という若い年齢で発症するケースも。悪性度が高いタイプとそうでないタイプとがあります。
一見すると2~3ミリ程度の単なる「いぼ」に見える肥満細胞腫の例。長毛の犬は毛をかき分けて皮膚をチェックしないと見逃すかも!

いかがでしたか?
愛犬との暮らしをもっと楽しむ『いぬのきもち』2016年12月号「犬の腫瘍 最新事情」では、そのほかにも犬の腫瘍に関する最新の治療法や、犬に多く見られる腫瘍について紹介しています。

腫瘍の症状や腫瘍になりやすい犬種などをチェックして、病気の早期発見に役立てましょう!
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