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避妊・去勢手術をしたらフードも変えた方が良いの?【動物看護師が解説】
避妊・去勢手術をしたらフードも変えた方が良いの?【動物看護師が解説】
なぜ避妊・去勢後は太ると言われるのでしょうか?また、避妊去勢済みの犬猫用フードが存在しますが、そのフードに変える必要はあるのでしょうか?
命を繋ぐのは生き物の本能
成長が緩やかになっていく時期である
子犬や子猫のうちはたった1週間でも目まぐるしい成長が見受けられるので、この時が1番エネルギーを必要とする時期と言えます。しかし、生後一年に近づくにつれて、体の成長も緩やかになり消費するカロリーも落ち着いてきます。そんな時期に生殖器の摘出手術をすることで、消費するカロリーが少なくなり、更に成長が緩やかになるため、子犬や子猫の時に食べていたような高栄養のフードではエネルギーを使いきれずに結果的に太ってしまう、というケースがよくあります。
フードの切り替えが難しい
現実には、2〜3才になってもパピーフード・キトンフードを与えている飼い主さんもいらっしゃいます。しかし、本来であれば1歳近くなった時に大人用のフードに変えることが望ましいと言えます。避妊・去勢手術の機会に、フードに関して獣医師などに相談してみると良いですね
結論、フードは見直すべき
ドラッグストアやホームセンターなどで売っているような市販のフードでももちろん構いませんが、きちんとカロリー計算ができて、体重に合わせて食事をコントロールするには、療法食がラクですよ。また、避妊去勢済用のフードもあり、これも生殖器を抜きにした消費カロリーを考えて作られているので、表示通りにあげていれば突然ぶくぶくと太っていってしまうこともないでしょう。ただし、表示通りにカロリーが消費されるわけではないので太ってきたかな?と思ったら、もう一度食事量を考え直してくださいね。
よく運動する、寝てばかり、散歩は行かないなど個体により消費カロリーはバラバラです。その子に見合った食事量を与え、太らせないように細心の注意を払いましょう。もし自分で判断できなければ、獣医師や看護師に相談をして指示を仰ぐのも良いかもしれませんよ。
文/動物看護士 木本 由季
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