犬と暮らす
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「よかれと思って」が悪影響!? 実はしなくていい「デメリットしつけ」3選
「しなくていいしつけ」を続ければ、関係が悪化することも!
愛犬のしつけにはさまざまな内容がありますが、中には、飼い主さんが“よかれ”と勘違いしてやってしまいがちなこともあります。
しなくていいことをしてしまえば、当然愛犬には悪影響で、正しいしつけを覚えないどころか、お互いの関係性が悪化することも!
がんばってしつけた飼い主さん自身も、“骨折り損のくたびれ儲け”になってしまいますよね。
そこで今回は、がんばっている飼い主さんこそ勘違いしてやってしまいがちな、3つの「じつはしなくていいしつけ」をご紹介します
“上から目線”で接するしつけ

「犬をしつけるときは、威厳をもって“上から目線”で接するべき」という人がいたら、それはズバリ間違った認識です。
おそらくこれは、「犬に、飼い主さんのほうが立場が上ということを示さなくてはいけない」という誤った認識からきているしつけ方だと思われますが、まったく無意味な方法なんです。
そもそも犬は、相手を「自分より上、下」と考えません。
そのため、犬を見下すような態度をとっても、犬は「この人が上」「この人に従おう」とは思いません。
むしろ、怖い顔をして何かを言っている飼い主さんを避けるようになる可能性があります。
困りごとをやめた“直後”にほめるしつけ

ほめるしつけを実践するのはいいことですが、吠え止んだ“直後”、興奮を止めた“直後”、噛むのをやめた“直後”にほめるのは×。
犬は、それら問題行動をしていたことをほめられた、と勘違いして覚えてしまいます。
犬が吠えやんで、もしくは、興奮すること・噛むことをやめて、しばらくして落ち着いたところでひと言ほめるようにしましょう。
徐々に犬は「静かに落ち着いているとほめてもらえる!」と覚えます。
その場で“何度も繰り返して”練習するしつけ

犬をしつける際、練習を何度も繰り返すのはやりすぎで、強いストレスを感じさせてしまいます。
練習中に愛犬が、顔をそむけたり、あくびをしたり、後ろ足で体をかいたりしたら、ストレスを感じている証拠です。
しつけの練習は、犬が目を輝かせて指示に従っているうちに切り上げて「また練習したい」と思わせるのがコツ。
練習後は、目安として3時間は休憩するようにするといいでしょう。

いかがでしたか?
しつけは、やり方をひとつ間違えるととても残念な結果につながってしまうことも。
自分のしつけ方が我流になっていないか、ときどき見直してみるようにするといいですね!
参考/「いぬのきもち」2018年12月号『やりすぎお世話のボーダーライン』(監修:Can! Do! Pet Dog School代表 西川文二先生)
文/h.taco
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