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【犬の介護】愛犬が寝たきりになったらどうする?

愛犬が寝たきりになったらどうしますか?今回は、いぬのきもち相談室の獣医師が、寝たきりの犬の介護について、飼い主さんの疑問に答えます。

なんで犬は「寝たきり」になるの?

枕を少し高くしてもらって快適だよ!
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬が寝たきりになる理由は老化や病気などさまざま

シニア犬になると筋肉が衰えて、歩くことを嫌がるようになり、そのうちに立ち上がれなくなって寝たきりになることが多いです。

関節炎や肥満があると、足腰に負担がかかりますし、病気(例えば循環器疾患など)で立てなくなることもあります。

「寝たきり」の犬にどんなお世話をすればいいの?

ぬいぐるみのようなかわいい笑顔!
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

筋力の維持と褥瘡(床ずれ)対策をしましょう

  1. 歩行の介護:歩く力が弱くなっても、手で支えたり、介護用ハーネスなどを使って少しでも歩かせることが大切です。

  2. 褥瘡(床ずれ)対策:完全に寝たきりになった場合は、褥瘡の予防とケアを行います。体を清潔にして、頰や肩、腰、足などの寝床と接する部分の圧迫をできるだけ減らしましょう。

    低反発マットやクッションなどの床ずれ防止グッズを使用して、圧迫が少ない寝床を作って、2~3時間おきに寝返りをさせることがポイントです。

  3. 排泄の介護:トイレのポーズがとりにくくなったら、排泄時に手で支えてあげましょう。寝たきりの犬は、そのまま寝床で排泄をするため、床ずれ防止マットの上に、防水シートとトイレシーツを敷き、その上に寝かせて体が汚れないようにします。

    トイレシーツが汚れたらすぐに掃除をして、必要に応じておむつの着用も検討します。

  4. 食事の介護:立って食事ができなくなってきたら、犬の口元に食器を傾けて差し出して、犬が伏せたままでも食べられるようにサポートしてあげましょう。

    上半身を起こせない場合は、犬の体を支えながら食べさせます。

寝たきりにさせない予防方法はあるの?

犬と猫の仲良しショット♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

筋力維持を心がけましょう

寝たきりにさせないためには、毎日の適度な散歩で筋肉を維持することが大切です。体が弱ってきたからと散歩の習慣をやめると筋肉が落ち、寝たきりになりやすいです。愛犬のサポートをしながら楽しい散歩をさせてあげましょう。

寝たきりになるまではできることをして、寝たきりになったら寝返りや褥瘡ケアを行うことが大切です。

いぬのきもちWEB MAGAZINE|獣医師が答えるQ&A 褥瘡(じょくそう)の対策を教えてください。

監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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