犬の多頭飼いは、お世話が倍になるので、犬の幸せを考えた上で決断しなければなりません。この記事では、経験者が語る、多頭飼いを成功させるためのポイントをご紹介します。
多頭飼いのポイント1:先住犬との相性を確認する
犬が苦手な先住犬と暮らしている場合、多頭飼いをすることで犬がストレスを抱えてしまいます。先住犬の性格、性別、犬種、年齢、避妊や去勢をしているかなど、犬同士の相性をしっかり確認をしておきましょう。
多頭飼いのポイント2:先住犬はしっかりしつけしておく
新しい犬を迎えると、先住犬のしつけを行う時間が少なくなるため、多頭飼いをする際には、先住犬の基本的なしつけができていることが大切です。
多頭飼いのポイント3:それぞれが過ごしやすい環境を作る
それぞれが安心して休める場所を作って、好きな場所や過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
多頭飼いのポイント4:お留守番時の過ごし方を考える
お留守番時は、犬同士の仲が良いのであればフリーの状態でも問題ありません。しかし、まだ慣れていない犬同士や日頃ケンカを仕掛ける犬、興奮度が高い犬、すぐマウンティングをする犬は、お留守番中にケンカにならないように、部屋を分けるかケージなどを使うとよいでしょう。
多頭飼いのポイント5:いったん先住犬を優先する
基本的には、先住犬を優先した生活を送りましょう。今まで1頭暮らしだったところに、突然新入りの犬がやってきて、先住犬がストレスをためたり、同居犬として受け入れにくくなってしまうことがあります。
まずは、先住犬優先の基本的なスタンスをクリアした上で、その結果として犬同士で順位を決めたらそれを受け入れるべきです。
多頭飼いのポイント6:運動や遊びでストレス発散させる
犬同士のケンカや問題行動、あるいは病気にならないように、犬達のストレスを発散させてあげましょう。お散歩で充分な運動をさせ、それぞれの犬と一緒に遊んで触れ合う時間を作って犬を観察し、犬の心と体の変化やストレスサインに早く気がつくことが大切です。
多頭飼いのポイント7:両方に愛情を注ぐ
多頭飼いをする際に大事なポイントとなるのは、それぞれの犬とコミュニケーションをとり、愛情をかけてあげることです。
家族となる犬に愛情を注げない人は、多頭飼いはもちろん、そもそも犬と暮らすべきではありません。多頭飼いを成功させるためには、それぞれの犬への愛情と、細やかな観察力が必要です。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください