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犬の噛みグセは、放っておくとキケン⁉ 効果的なグッズも

生後約3週間~約8カ月ごろのわんちゃんは、歯が生え替わる時期です。この時期になると、まるで人の赤ちゃんがなんでも物を口に入れてしまうかのように、さまざまなものに噛みつきたくなります。“噛みたい”というのは本能的な欲求なので、飼い主さんの手、クッションや家具など、あらゆるものを噛みたくなるのは仕方のないことだと言えるでしょう。
とはいえ、そのまま放っておくと、噛むのが当たり前になってしまいます。いったいどうすれば、困った噛みグセを直すことができるのでしょうか?

噛みごたえのあるグッズで噛みたい欲求を解消しよう

わんちゃんの何かをとことん噛みたい欲求は、噛み応えのあるグッズなどを与えて解消するといいでしょう。ガムやアキレスなどは、味わいながら噛むことができますし、しっかりと噛める木製のおもちゃ、チーズなどを塗り込んで噛みながら遊べるゴム製のおもちゃも、わんちゃんの噛みたい欲求を解消できます。わんちゃんにたくさん噛ませて、噛みたい欲求を満たしてあげましょう。

ちなみに、噛み応えのあるグッズは、愛犬が誤って飲みこんでしまったり、強く噛みすぎて歯が欠けてしまうことがあるので、長時間与え続けるのはよくありません。必ず飼い主さんの目の届くところで使い、時間を決めて使うようにするといいでしょう。時間を区切って使うことで、わんちゃんも飽きにくくなるので、毎回楽しみにしてくれますよ!

引っ張りっこ遊びでストレス解消

わんちゃんの噛みたい欲求の中には、動くものに噛みついたり、噛んだまま頭を振ったりと、興奮して遊びたくなる欲求もあります。これを「興奮噛み」というのですが、それを解消するには、引っ張りっこ遊びがおすすめ。ぬいぐるみやロープなどを動かして、わんちゃんが噛みつけないように動かしたり、わんちゃんと綱引きのようにぬいぐるみやロープを引っ張りあうことで、わんちゃんが楽しくストレスを発散することができます。

ただし、ぬいぐるみやロープが小さい(わんちゃんが噛む場所が、飼い主さんの手と近い)と、わんちゃんの歯が手に当たることがあります。飼い主さんがケガをすることもありますし、「飼い主さんの手に歯が当たってもいいんだ」とわんちゃんが思い、噛んでしまうことも考えられるので、充分に大きいサイズのぬいぐるみやロープを使って遊んでくださいね。

噛まれたくないものは片付ける

ボールペンやテレビのリモコンなど、普段使うものはわんちゃんの目に触れる場所にあることがほとんどですよね。使おうとしたときに「あれ? どこだ?」と探してみたら、わんちゃんがカジカジと噛んで遊んでいた……なんてことも。

わんちゃんに噛まれてしまうと困るものは、棚の上や引き出しの中など、わんちゃんが届かない場所に片付けておくのが一番です。わんちゃんが一度噛んだものは、また噛もうとすることが多いので、なるべく片付けておきましょう。

噛まれそうな場所には、スプレーやカバーで対策をする

わんちゃんがイスの足やソファーなどを噛むのは、噛み心地がいいから。わんちゃんが家具などを噛んで困っているなら、ビタースプレーを使うのが効果的です。ビタースプレーは、わんちゃんが嫌いな味がするスプレー。イスの足など、わんちゃんに噛まれたくないところに吹き付けておくと、わんちゃんが噛んでも「噛んでも楽しくない」と学習することができ、噛みづらくなります。
また、よく噛む場所に、アルミホイルやアクリルシートなどでカバーしておくと、わんちゃんにとって嫌な噛み心地になるので、あまり噛まないようになります。
※ただし、誤ってわんちゃんがアルミホイルを飲み込むと危険です。わんちゃんがはがして遊んだり、かじってしまうようなら、この方法はやめましょう。
いかがでしたか?
わんちゃんの噛みグセは、放っておいても直らないどころか、噛むことが習慣になってしまいます。最悪の場合、誰かにケガをさせてしまう場合も。今回紹介した方法を参考に、楽しくスマートに解決してくださいね!

参考/「いぬのきもち」2016年9月号「ライフステージ別 困りごと見通し劇場」(監修:しつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/UTAにゃん
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