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ミネラルウォーターよりも水道水!【犬に与えたい水の種類】

みなさんは愛犬の飲み水に何を与えていますか?「水なら何でも大丈夫」と思っている方も多いかもしれませんが、実は水の種類によっては、犬が注意したいものもあるのです。
そこで今回は、犬に与えられる飲み水の種類と与える際の注意点について解説します!

常飲におすすめの「水道水」

柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
日本の水道水は軟水なので、犬に与えやすいですが、集合住宅や地域などによってはニオイが気になることも。その場合、煮沸してから冷ました水や、浄水器を使ってニオイのもとを除去した水を与えるとよいでしょう。

ただし、浄水器の中には犬が避けておきたいミネラル分を添加したり、アルカリ性の水に替えたりするものもあるので注意してください。

なお、公園や外出先の水も「飲用水不可」などの記載がなければ飲ませてもOK。ただし、多くの人が利用するものなので、周囲の迷惑にならないよう、十分配慮して飲ませることが大切です。

質と成分には注意したい「ウォーターサーバーの水」「ミネラルウォーター」

チワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ウォーターサーバーの水は、人が飲めるものなら基本的に犬も飲めます。しかし、硬度が高いものやpH値がアルカリ性寄りのものだと、結石症を誘発するおそれがあるので、水道水を常飲させた方が安心かもしれません。

なお、ミネラルウォーターも発泡性がなく、糖分や香料などが入っていなければ犬に与えてもOKです。ただし、ウォーターサーバーの水と同じように、アルカリ性のものだったり、マグネシウムやカルシウム多く含んだものだったりすると、結石症のリスクを高める危険性が。

ちなみに、犬は硬度120mg/l未満、pH値7.0(中性)に近い水を選ぶのがよいとされているので、水選びの参考にしてみてください。

運動後などに限定的に飲ませたい「経口補水液」

リリー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
人の熱中症対策に有効とされる経口補水液ですが、犬に与える場合は必ず「ペット用」のものを与えてください。

ペット用の経口補水液も、水分が体に吸収されやすく、すみやかに体の調子を整える効果が期待できますが、常飲はおすすめできません。ドッグランで運動した後など、すばやく水分を取らせたい場面に限定し、必ず量を守って飲ませましょう。

犬に与えられる飲み水の種類を覚え、健康管理に役立てて!

柴の子犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
今回は、犬に与えられる飲み水と、与える際の注意点についてご紹介してきました。

ちなみに、海やプール、川の水を犬に飲ませるのはNGです。口にするとお腹を壊してしまう心配もありますし、泳いでいる最中に大量に飲み込んでしまった場合は、水中毒になるおそれも。
水遊びの際は必ず近くで見守り、愛犬が水を飲んでいないかなど安全管理は徹底してください。

水は犬の健康維持に欠かせません。正しい知識をもって、愛犬の飲み水を選んであげましょう。
参考/「いぬのきもち」2018年8月号『毎日どのくらい飲めばいい?カラダに入った水の行方は?愛犬の飲み水のコト』(監修:Animal Life Partner代表 獣医師 ペット栄養管理士 往診動物病院アニマルライフパートナー院長 田中動物病院非常勤 丸田香緒里先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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