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ペットロスの辛さは経験した人にしかわからない 〜ペットロスを乗り越えて〜

愛犬とお別れをしたときに感じる喪失感や辛さは、ペットロスを経験した人にしかわからないものです。今回は、ペットロスを乗り越えた方の体験談をお届けします。

ペットロスになって乗り越えるまでの体験談

虹が出てるよ♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「私は高校生の時に愛犬を病気で亡くしました。小さな頃から毎日一緒に過ごした愛犬が何度も痙攣を起こす姿は、見ているのがとても辛かったです。

寝たきりになってからは、フードを食べたがらず、学校の帰りに駅のパン屋さんでパンを買って帰ると、嫌々だけどなんとか食べてくれる。そんな毎日でした。」

旅行から帰ると冷たくなっていた

「ちょうど修学旅行の時期が重なり、出発の日はきっともう会えないかもと思って泣きながら玄関を出ました。

慌てて家に帰ると、そこには、ドライアイスに覆われて眠っているカチカチで冷たい犬の姿がありました。

翌日、火葬をして骨になった姿を見た時は、言葉では説明できない重い喪失感があり、心にぽっかり穴が空いて、感情がよくわからなくなっていたんだと思います。」

犬なんてみたくないという気持ちに…

「幼い頃から動物が大好きでしたが、ペットショップなんて近づきたくないし、犬なんか見たくない、道を歩いている犬を見ただけで涙が止まらなくなる、こんな自分へのいらだちと、ちゃんとしなくちゃという気持ちが混ざっている状態でした。

一番辛かったのは、色んな人から言われる「新しい子を迎えたら?」という言葉です。当時の私にとっては、愛犬を否定されるような気がして、本当に辛かったです。

学校ではいつも通りに振る舞い、部活をして家に帰る毎日を自分なりに精一杯過ごしました。」

愛犬を亡くした前後の記憶があいまい

「お別れをしてから1年以上経ったある日、数ヶ月前何してたっけ?と思い返してみても、全く思い出す事ができないことに気がつきます。学校の行事などは思い出せても、日常の出来事が全然出てこないのです。

犬が亡くなる前の記憶も覚えていない期間があり、そこで、これはペットロスだと気がついてハッとしたものの、しばらくは、なんとなく犬を避け続けた生活をしていました。」

愛犬の闘病話ができるように

「ところがある日、急に「家に犬がいない生活は考えられないよ」という感覚が湧いたように出てきて、愛犬の辛い闘病の話ができるようになり、その後、新しい犬を迎える事ができました。今は犬達に囲まれて楽しい毎日を送っています。

頭ではわかっていたつもりだったけど、苦しがる犬の闘病の話ができるようになったとき、私は、ようやく愛犬の死を受け入れられたのだと思います。」

獣医師からのアドバイス

満開の桜と菜の花と青空
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
リアルな心情の変化、どのように感じましたか? もしペットを亡くされたことがある方は、同じような感情を持ったこともある方もいるのではないでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室よりアドバイスをお届けします。
『周囲の人にペットを亡くしたことを相談されたら、ひたすら話を聞く側に徹するとよいでしょう。相手の話を否定したり、自分の体験を語ったりすることはよくありません。ペットロスの悲しみを吐きだしてもらうことが大切なのです。』

ペットロスで苦しむ人に知ってほしい「虹の橋の伝説」


文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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