「ひと口くらいなら……」が体調不良の原因に!
飼い主さんの食事中に、愛犬がトコトコとそばにやってきて、目をうるうるさせながら見上げてきたらどうしますか? まるで「ちょうだい♡」とおねだりしているような愛犬の様子に、ついつい「ひと口くらいなら、あげてもいいよね」となってしまう飼い主さんは多いものです。でも、ちょっと待って! その食べ物、本当に愛犬に与えてもOKなものでしょうか? 例えばネギやチョコレートなどは、犬と暮らしていない人でも「与えてはいけない」と知っているほど代表的なNG食べ物ですが、そのほかにも与えてはいけない食べ物はまだまだたくさんあるんです。
ここでは、飼い主さんがついつい与えがちな食べ物の中で、実はNGな食べ物を5つご紹介します!
スナック菓子
3時のおやつや夜食などについついつまみがちな「スナック菓子」ですが、実はNG。脂質が多く含まれているため、与えすぎると下痢や肥満の原因になることがあります。なかには原材料にタマネギなどが使われていることもあるため、要注意です。
乾燥小魚
「カルシウムも多そうだし、骨が丈夫になるかも♪カロリーも低そうだし」とついつい与えがちな乾燥小魚ですが、人間用のものは塩分が多く、犬の健康に害を及ぼす恐れがあるため、NGです。
クロワッサン
朝食に登場しがちなクロワッサン。「たったのひと口ぶん、端っこのほうをちぎって与えるぐらいならOKでしょ!」と思いがちですが、クロワッサンは糖分が多く、カロリーも非常に高いため、与えないほうがよいでしょう。ちなみに、菓子パンやバターロールなども同様にNGです。
ドライフルーツ
ヨーグルトに入れたり、ちょっとしたおつまみやおやつにもなる「ドライフルーツ」ですが、こちらも糖分とカロリーが高いため、犬に与えないほうがよい食べ物です。ちなみに、レーズンや干しぶどうなどもNGです。
からあげ
「犬は肉食だから、お肉は好きなはず♪」と与えがちなからあげやフライドチキンですが、これもNGな食べ物のひとつです。塩分が多いのはもちろん、なかには材料にニンニクやタマネギが使われている場合もありますので、避けましょう。
迷ったら、与える前に必ず確認しよう
いかがでしたか? 愛犬に与えていいかどうか、もし判断に迷う食べ物があったときは、与える前に一度確認することをおすすめします。また、飼い主さん本人は知っていても、同居の家族などは知らない場合もありますので、犬に与えてはいけない食べ物の代表例などは、目立つところに貼っておくと安心です。
ちなみに、いぬのきもち9月号では、新規ご購読特典に「NG食べ物ポスター」がついています。代表的なNG食べ物のほかに、今回ご紹介したような意外なNG食べ物も掲載。
冷蔵庫などに貼って、ご家族で情報共有するのもいいですね!
参考/「いぬのきもち」2019年8月号ふろく『ひとめでわかる!犬にNGな食べ物ポスター』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 髙﨑一哉先生)
文/いぬのきもちWeb編集室