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遺伝が大きく関係も「アトピー性皮膚炎」になりやすい犬種

犬が体を掻いて、痒がるような様子を見せることがありませんか? それはもしかしたら、アトピー性皮膚炎の可能性があるかもしれません。

今回は、アトピー性皮膚炎の原因や症状、なりやすい犬種などについて、くわしく解説していきます。

犬のアトピー性皮膚炎とは

見つめるポメラニアン
getty
犬のアトピー性皮膚炎は、おもにハウスダストやカビなどがアレルギーの原因となって皮膚に炎症が起きてしまう、アレルギー性皮膚炎です。

犬のアトピー性皮膚炎の原因は?

犬がアトピー性皮膚炎になってしまう原因はさまざま考えられていますが、遺伝的な要因が大きく関係しているそう。つまり、生まれつきアレルギーを起こしやすい体質ということです。

遺伝的な要因に加えて、ハウスダストやカビ、花粉、フケなどのアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)との接触や、ストレスなどによる皮膚のバリア機能の異常や低下によっても、症状が現れやすくなるといわれています。

犬のアトピー性皮膚炎の症状は?

くつろぐキャバリア
getty
初期の段階だと、皮膚に炎症が見られないのに体を痒がるようになり、しばらくして皮膚が赤くなり脱毛が始まるケースが多いそう。一般的に、おなかや脇の下、内股、太もも、前足、耳などの部位に症状が見られます。

炎症が長引いてしまうとメラニン色素の沈着が起き、皮膚が厚くなってしまいます。

犬のアトピー性皮膚炎が悪化すると…

アトピー性皮膚炎が悪化すると痒みが増して、ひどい場合には夜も眠れない状態になってしまうこともあります。

激しい痒みが原因となってイライラしたり、攻撃的になってしまう犬も。

アトピー性皮膚炎になりやすい犬種

遊ぶ犬
getty
先述のように、犬がアトピー性皮膚炎になるのは「遺伝的要因」が大きく関係しているとされています。

アトピー性皮膚炎になりやすい犬種としては……
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ゴールデン・レトリーバー
  • ラブラドール・レトリーバー
  • シー・ズー
  • ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

などが挙げられます。

犬のアトピー性皮膚炎の治療は?

診察を受ける犬
getty
犬が痒がるようなしぐさを見せたり、皮膚に赤みが出ているようであれば、動画病院で診てもらうようにしましょう。

動物病院では、体の免疫バランスを調整する「投薬治療」を行うことがあります。また、アトピー性皮膚炎の原因となっているアレルゲンを、注射などによって犬の体内に入れる「減感作療法」という治療をすることもあるようです。

シャンプーやフードの見直しなども

ごはんを食べる犬
getty
犬のアトピー性皮膚炎は、自宅での飼い主さんによるケアも大切になってきます。それぞれの犬の症状にもよりますが、たとえば……

  • 週1回のシャンプーと毎日のドライワイプで、体についたアレルゲンを取り除くケアをする

  • 獣医師の指導の元、愛犬の症状に合った療法食や総合栄養食のドッグフードに変える

  • 主食のドッグフードのほかに、乳酸菌を含むサプリメントを与えて、腸内環境を整える

など。

また、犬が暮らす環境から可能な限りアレルゲンを排除するために、こまめな掃除や洗濯を心がけることも大切です。

ふだんのスキンシップで、異変に早く気づこう!

見上げる犬
getty
アトピー性皮膚炎のなどのアレルギー反応は、脇の下や耳など、少し見ただけではわからないところにも出ます。そのため毎日のスキンシップによって、愛犬の皮膚の変化に気づいてあげたいですね! 

早期発見を心がけて早い段階で治療ができれば、重症化を防げるだけでなく、治療効果も高まるといわれています。

参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE『獣医師監修|犬のアトピー性皮膚炎とは~原因 症状 治療法について~』
文/sorami
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