愛犬の健康のために体重や病歴、投薬歴、ワクチン接種日などを記録しておくと、病気の早期発見につながるだけでなく、いつもと違う動物病院を受診する際や災害時にも役立つのでおすすめです。
愛犬の情報をまとめておくだけでOK
例えば、「あれ?」と感じる愛犬の症状や状態に、飼い主さんが「これが愛犬のあたりまえ」と慣れてしまうと、病気のサインを見過ごしてしまうこともあります。
気になることや愛犬の情報をまとめておくと、病気を発見できるヒントとなるかもしれません。
若いうちから、最低でも1年に1回は定期検診を受けて、愛犬の健康な状態のデータ(血液検査や尿検査などの検査結果)をファイルにまとめておくと、診断の際に役立ちます。
では、記録しておくポイントをご紹介します。
①体重
肥満や痩せすぎの確認や、どのくらいの期間でどの程度の体重の増減があったかを確認できます。
②ワクチン接種
狂犬病予防注射や混合ワクチンの接種日、何種の混合ワクチンを接種したか、アレルギーの有無、次回の接種日を確認できます。
③フィラリア・ノミダニ予防
フィラリアやノミダニの予防期間、投薬日の記録は、投薬忘れがなく次回の予定も確認できます。
④ドッグフードの種類や給与量
ドッグフードの種類を変えてから、便や毛艶の状態に変化があったか、体重の増減があったか、与えている量を確認できます。
⑤病歴
いつ、どんな病気をしたのかを記録しておくことで、発症した病気との関連性や持病の悪化、今後起こりうる病気のリスクなどを予想することができます。
⑥投薬歴
どの薬を飲んだことがあるか、合わない薬があったかどうか、現在内服中の薬と他の薬を併用して問題がないかを確認できます。
⑦手術歴
去勢・避妊手術、その他の手術など、いつどんな手術をしたのか、発症した病気との関連性も考えることができます。
⑧気になること
いつからどのようなことが起こっているのかを記録しておくと、病気の早期発見や解決策につながります。メモだけでなく、実際に写真や動画を撮影しておくと診察に役立つでしょう。
愛犬のいつもと違う行動や違和感を感じたことを日記にしたり、犬種のかかりやすい病気をメモされている方もいるようです。
⑨病院の連絡先
かかりつけの病院と、夜間救急対応が可能な病院の連絡先をメモしておくと、万が一の時に安心です。
愛犬の健康管理の記録を作って、病気の早期発見に役立てましょう!
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください