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愛犬を亡くして重いペットロスになりがちなケース・対処法も
「重いペットロス」という言葉がピンと来ない、「ペットロスなんて理解できない」という人もいるかもしれません。しかし、実際にペットロスで苦しんでいる人もいます。
今回は、いぬのきもち相談室の獣医師が、重いペットロスになりがちなケースと対策ご紹介します。
ペットロスの状態は人によって異なる

ペットロスの状態は、愛するペットを失ったことの喪失感によって起こるものです。症状は人によって異なり、ペットを思い出すたびに涙が止まらない、あまり寝られない、食欲がない、体がだるい、気力がわかないなどの状態になるといわれています。
しかし、ペットに対する気持ちは人それぞれで、自分がペットロスになっていることに気がついていないケースもあるため「ペットロスはこうである」とは一概にはいえません。
ペットロスは経験したことのある人でないとわからない感覚であるがゆえに、自分の症状が重くなっていることに気がつきにくい傾向があります。
ペットロスが重くなりがちなケース

ペットロスが重くなりがちなケースとしては、以下の傾向があります。
- 責任感の強い人
- ペットを優先した生活をしていた
- ひとり暮らしと1匹のペットと生活していた
- 突然死などペットと予期せぬ別れをした
- 最期の瞬間に立ち会えなかった
- ペットが亡くなって孤独を感じている人
感情が豊かで、ペットの気持ちに寄り添おうとしてきた人やペットのお世話や治療方法が「これでよかったのか?」と自問自答して責任を感じやすい人は、重いペットロスになるケースが多いようです。
重いペットロスを防ぐためにできること

重いペットロスにならないために「気持ちの整理をつけることによって悲しみから抜け出す」というのも対策の1つです。
例えば、お葬式や納骨を行い区切りをつける、仏壇やお墓を作る、アルバムを作成する、手紙を書くという人もいます。また、共感してもらえる人にペットとの思い出や自分の気持ちを話すことで事実を冷静に受け止めるようになると、気持ちの整理につながるでしょう。
獣医師の立場からお伝えできることは、ペットロスで悩まれている場合は、一人で抱え込まずに、一度心療内科や精神科の医師にご相談していただくのが一番かと思います。
愛犬が亡くなってしまったら…「ペットロス」経験の飼い主さんの体験談
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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