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【獣医師監修】寒くなっても犬のフィラリア予防薬の服用期間を守りたい理由
フィラリア症と予防薬の種類
フィラリア症は獣医師の指導のもと正しく服用すればほぼ100%予防することができます。予防薬には月に1回予防を行う経口薬、チュアブル、滴下タイプや、半年や1年効果が持続する注射タイプがあり、獣医師と相談の上、愛犬に合ったタイプを選んであげましょう。
時期外れに投薬を行う理由は、刺された直後だと効果がないため
フィラリア予防薬は、蚊に刺されないようにする薬でもフィラリアが体内に入らないようにする薬でもなく、蚊に刺された際に犬の体内に入り込んだフィラリアの幼虫を犬の体内で駆除し、寄生・繁殖を予防するためのお薬です。
フィラリア予防薬は皮下にいる間の幼虫には有効ですが、肺動脈や心臓に達してしまった場合は効果を発揮できないことと、蚊から犬の体内に侵入した直後のフィラリア幼虫には予防薬が効かないため、フィラリア幼虫を1カ月ほど犬の体内で成長させる必要があります。
たとえば9月に飲む予防薬は、8月に蚊に刺された際に体内に侵入したフィラリア幼虫に効果があります。寒くなり、蚊に刺されなくなっても予防薬を飲ませる理由は、前の月の感染を予防するための服用だからです。
適切な服用期間は居住地域によって異なるので、獣医師の指示に従ってください。
勝手にフィラリア予防をやめないこと
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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