犬と暮らす
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犬が「丸まって眠る」とき、どんな心理が隠れてるの?
犬が丸まって眠る心理
「丸まって眠るのは、犬の一般的な寝姿と言われています。丸まることで急所である大切な内臓を守ることができますし、寒いときにも体温を逃さないように、この形になって眠ります。
寒い場所ではないところで丸まって眠る場合は、少し緊張しているかもしれません」
「横向きになっているときや仰向けで寝ているときは、リラックスしていると思います。とくに仰向けで寝る『ヘソ天』の体勢は、急所であるお腹を見せている状態なので、安心しきっている状態です。周りのことはほぼ気にしていないでしょう」
病気の疑いがある寝方とは?
「ありますね。たとえば腰などに痛みがある場合、犬は立ったまま背中を丸めた姿勢(背弯姿勢)をとることがあります。また、丸まって寝ているときに、呼びかけても起きてこない、食欲や元気がない、体が熱い、ぐったりしているなどの様子が見られる場合は、調子が悪いことも考えられます。動物病院に相談しましょう」
「寝相の種類で病気を判断するのはとても難しいでしょう。犬も自分の好きな体勢があるので、一概に『この寝方をしているから病気だ』とは言えないと思います」
「そうですね。ただ、呼吸が苦しい犬は、肺をうまく膨らませやすいようにうつ伏せの姿勢でいることが多いのですが、その場合には呼吸回数も多く、苦しそうな状態であるなどほかの症状も同時に出てくることが多いです。
そのため、寝姿だけで病気を判断しようとするのではなく、愛犬のいつもとは違う症状に気づくことや、定期的な健康診断のほうが病気の判断材料としての重要度は高いでしょう」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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