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【獣医師監修】犬が急死しやすい7つの病気は
ある日突然、思いもよらない愛犬とのお別れがやってくることもあります。この記事では、犬が急死しやすい病気について、いぬのきもち相談室の獣医師が解説します。
犬の急死は原因不明なことが多い

愛犬の急死は、原因不明で起こることが多いです。持病が引き金となって間もなく死亡してしまうケースもありますが、明らかな死因を調べるためには解剖するしかありません。病気によって予防できる場合とできない場合があります。
犬が急死しやすい7つの病気

- 心臓病
心疾患の持病がある犬は、季節の変わり目や引越し、環境の変化などでも反応して些細な出来事が命に関わることもあります。 - 脳疾患
脳は生命活動をつかさどる器官で、脳の異常に気がつかないうちに病状が進行していることがあります。 - 脊椎疾患
脊椎からは一つ一つ大切な神経が出ているため、小さな異常でも命に関わる大きな症状が現れることがあります。 - 急性中毒
犬に害となるものを口にすると急性の中毒を起こして、体調によっては死亡することもあります。 - ショック死
犬は熱中症や感電、交通事故、フィラリアなどによる寄生虫感染でもショック状態を引き起こすことがあります。犬の体調不良や免疫力の低下があると、小さなショックでも体にはダメージが残ります。 - 胃拡張捻転症候群
突然発症して胃がねじれてしまう病気です。急に症状が現れてショック状態に陥り、数時間で死亡することもあります。胸の深い大型犬(グレートデンやボクサー、ジャーマンシェパードなど)が、食後に急激な運動をすると起こりやすいです。 - 低血糖症
子犬の時期に食欲不振や嘔吐・下痢によって、栄養が摂取できないと、血糖値が低下してショック状態となり急死してしまうことがあります。
飼い主さんの観察力が急死を予防できることも

愛犬の急死を予防するためには、普段からよく愛犬の様子を観察しておくことが大切です。体調の異変に気がついたら獣医師に相談しましょう。犬種によって起こりやすい病気など、なんでも相談できるかかりつけ医がいると安心です。
健康な状態のデータは病気の早期発見にもつながるため、定期的に健康診断を行いましょう。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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