犬と暮らす
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犬なりに理由がある。散歩で歩かないときどうしたらいい?
では、どうして犬は散歩で歩かなくなってしまうのでしょうか? シチュエーション別に見ていきましょう。
子犬がなかなか歩かないとき
この場合、しばらくは歩かなくても焦らずに、外のさまざまな刺激に慣らすことから始めてみましょう。
最初は、家の外の空気を感じさせる程度でOKです。それだけでも犬は、風や外のニオイなど、さまざまな情報を感じ取ります。その際、「気持ちいいね」など、やさしく声をかけると、犬の恐怖心を和らげることができるでしょう。
それに慣れたら、抱っこやカートに乗せた状態でよいので、車やバイクの音を聞かせたり、自転車や人とすれ違ったりする練習をしてみてください。
途中で歩かなくなるとき
この場合、散歩ルートを見直すと解決できることがあります。まずは、どこで歩かなくなってしまうのか、愛犬が苦手な場所をチェックし、その場所を避けるルートを再検討しましょう。また、散歩ルートをあえて決めないのもよい方法です。
そのほか、散歩中にきちんと歩くとおやつがもらえる、アイコンタクトしたらおやつがもらえるなど、犬にとって「イイコト」を増やし、散歩の印象をよくするのも、歩かせるための近道といえるでしょう。
ニオイかぎに夢中で歩かないとき
散歩中にまったくニオイかぎをさせないのは、犬にとってストレスになってしまうので、この場合、散歩ルートの中に「ニオイかぎをしてもよい場所」を設けるのがおすすめです。
ただし、飼い主さんの合図でニオイかぎをやめられるのが理想なので、飼い主さんが名前を呼び、「行くよ」など声をかけたら再び歩き出せるよう、練習しておきましょう。
なかなかニオイかぎをやめない場合は、小型犬なら抱っこで、中~大型犬ならおやつで誘導し、その場から離れてください。
突然散歩を嫌がるようになったとき
例えば、シニア犬になって散歩中に疲れてしまう、関節に痛みや異常がある、心臓など呼吸器系の病気にかかっているなどの原因が考えられます。
気になる場合は、かかりつけの獣医師に診てもらってください。
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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