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私の顔も見えないの? 愛犬の失明状態が判明、泣き暮らした飼い主さんが

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この特集では、難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの、闘病や暮らしの様子をレポートします。今回ご紹介するのは、遺伝性網膜変性症で視力を失った、かのんちゃんと、いっしょに暮らす北川美紀さん。目が見えない障がいがあっても、音や記憶を頼りに行動しやすいよう工夫している北川さんとかのんちゃんの生活をご紹介します。北川さんとかのんちゃんの出会い、病気が発症した頃を振り返ってもらいました。

誕生日が同じかのんちゃんとの出会いは「運命」

北川美紀さんが、かのんちゃんに出会ったのは2015年2月のこと。
「ぽよ~んとした感じがなんともかわいくて。それと私と同じ誕生日だったので、『これは運命だ』と思いました」。
もともと犬を飼いたいと思っていた北川さん。
「小型犬で、胴長短足で、メスが希望で、かのんはその条件にぴったり。また、犬と暮らすなら、緑が多くて、散歩できる広い道があって、近所に動物病院や救急の動物病院がある場所がいいと思っていました。それで、かのんとの生活に最適な場所を探しました」。 
かのんちゃんを迎え入れると決めてから北川さんの“愛犬ファースト”の行動が始まります。引っ越しをはじめ、愛犬にはきちんとしたお世話としつけをしようと、ペットオーナー検定や愛玩動物飼育管理士の資格なども取得。準備万端で愛犬生活をスタートさせました。

家具や扉にぶつかるなどの異変が見られるように

そんな新生活が始まっておよそ2年が過ぎた2017年春のこと、かのんちゃんの行動に異変が見られるようになりました。
「最近、物によくぶつかるな、と。部屋の中では椅子の脚、外ではガードレールなどです。また、食事のときに、食器を通り過ぎるようになり、これは変だなって。何度か動物病院で診てもらったところ、『目の病気かもしれない。一度、しっかりと検査をしてみては』と言われました」
こうして専門的な検査施設が整った動物病院を紹介され、8月に検査が行われました。「まさか病気なんてことはない。病気であってほしくない」という複雑な気持ちで臨んだ検査でしたが、診断結果は“遺伝性網膜変性症”。視力が徐々に失われていく病気ですが、このときかのんちゃんの両目はすでに病気が進行し、ほぼ見えていない状態でした。受け入れ難い事実を北川さんは突きつけられました。
「ショックでした。いい大人がぼろぼろ泣いてしまいました。なんでうちのコだけが? 太陽の光も、いまが昼か夜かもわからず、飼い主の私の顔も見えないなんて……。そんな思いで頭がいっぱいになり、3日間は泣き暮らしました」

目が見えないかのんちゃんのためにできること

しかし、泣いてばかりはいられません。「犬は強いですね」と北川さんは言います。「自分の病気、置かれている状況を冷静に受け入れていますから」。かのんちゃんのふだんと変わらない様子を見ているうちに、北川さんは一念発起。あらためて“愛犬ファースト”の行動が始まります。

次回は、視力を失ったかのんちゃんがストレスなく過ごすためのお世話や工夫を紹介します。

出典/「いぬのきもち」2019年11月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/尾﨑たまき
文/犬神マツコ

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